【d】我々書店 (ページ4)

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| 贖罪とメシア、“アイ” ページ4

祭壇に火がついていく

火がつくたび声と風景が浮かぶ

『華やぐ波』ci「溺死って辛いっすねぇ」
首に手を当てる彼の姿が見えた
(最初だった)

『炎の宴』 ni「焼死も中々やよ」
暑さに体を動かし舞っているように見える
(血走ってたのは泣いていたのか?)

『恵の陽光』sya syp「こっちの方が辛い/っすよ」
枯れ果てる二人寄り添っていた
(仲がいいのか?)

『安息の闇』ut rb 「闇で気狂う方でしょ/やろ」
暗闇の中ただ二人の叫び声がした
(大変なことをさせた)

『揺蕩う大地』os ht「圧死だよ?僕ら」
(本当にすまない)

《君一人で》《行かせはしない》
(一人でなんで寂しいじゃないか)

『旋風のロンド』zm「風やで⁈ 風⁉」
服もボロボロ肌には切り傷が沢山ある
(風か辛かったろうに)

『雷鳴の囃子』em「あの唄よかったでしょう?」
肌が焼け焦げ周囲も黒ずんでいる
(どの唄だ?)
(em「全部ですよ」)

『白銀の園』kn「体凍るてどんだけ寒いん」
扉に手を伸ばしたまま凍りつく彼
(扉近く…心配だったのか?)

『マグマの胎動』tn「すまんなグルさん」
あまりの灼熱に這いつくばっている彼
(いやこっちの台詞だ)

俺はいつでも
お前らと一緒だ

tn「ほらグルさん火を
kn「俺らが繋いだんやからさ
em zm「これからも続くのでしょうかこの連鎖は
os ht「グルちゃんが信じた仲間が
ut rb「繋いだ火

勝ち取った火を高く掲げて

鐘がなる sya syp「俺らの音です/や

これが神の総意なのか ni「グルさん

「ははなんと残酷なものか」

「しかしどうやら愛が9つでは足らんようだ」

「俺も行くとしよう」

ci「いつかまた

all「皆で笑えるように