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祝福とメシア、世界の灯 ページ1
「終焉の大地の果て
残された子らは
頼りなく小さな手を重ねて
健やかなる時も
病める時も
ただ信じて
『共に分け合っていこう』
と言いました」
「昔 人々は力を欲し人の智を超えた
神は怒り世界を滅ぼさんとした
地は割れ 水は荒れ狂い 空は暗く垂れ込め
命ある者全て消え去ろうとしていた
そんな滅びゆく世界をを守り続けるアイの塔には
世界の寿命が灯る」
ーーーーー
そんな話を昔聞いた
昔と言っても6か7年前だがな
俺はただの農家の息子として生まれ
普通に暮らしていた
そんなある日小さな若者の村に王国の使者が現れた
使者の話によると俺 グルッペンが メシアだと言う
とんとん拍子に話は進みメシアで有る俺と
12人の仲間が付いてくるそうだ
一人目 村長の息子 チーノ
二人目 剣士の兄さん (本名は言わないらしい)
三人目 パン屋の兄 シャオロン
四人目 パン屋の弟 ウツ
五人目 兄弟の兄ショッピ
六人目 兄弟の弟 ロボロ
七人目 僧侶のオスマン
八人目 僧侶の付き人 ひとらんらん
九人目 詩人のエーミール
十人目 踊り子のゾム
11人目 羊飼い兄のコネシマ
12人目 羊飼い弟のトントン
2、3度顔を合わせたぐらいだがとても個性豊かだ
すぐに仲良くなれた
さらに仲間から聞いた話があった
ーーー
「なぁ知っとるか? 塔には祝福があるらしいで」
「俺も聞いたことある 9つやっけ」
「あぁあれやろ メシアだけが給う栄光って言う」
ーーー
出発は明後日
世界を救う旅の始まりなんだゾ
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作者名：零 | 作成日時：2023年1月25日 21時
