★85 一か八か ページ41
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「ねえ…。もし…、もしよ、私が将来の約束を望まないし、子供もいらないから側に居させてって言ったら翔はどうする？」
繭子の目が、真っ直ぐに俺を見る
．
嘘だろ
その言葉に、すっかり酔いが醒めてしまった
『ごめん。申し訳ないけどそれはない。』
何をどう言っても傷つける事になるだろうから、曖昧に誤魔化さないでハッキリと答えた
「即答なんだ。」
『ごめん…』
繭子の顔が歪んでいく
「身体の…身体の関係だけでもダメ？」
懇願するように繭子がすがりつく
『繭子…』
「ねえ翔、答えて。」
『そんなのなおさら無理だよ…。わかるだろう。』
「どうして無理なの？。付き合ってとか結婚してとか言ってるわけじゃないのよ。身体だけだよ。翔にはそれが都合いいと思うけど。」
繭子の顔がドンドン狂気を帯びてくる
面倒だから抱いてしまえば簡単なんだろう
若い頃ならそうしたかもしれない
だけど…
ハァっ…
無理だ
こんな時にでも、Aさんの顔が浮かんでしまう
かなり重症だな…
．
．
「翔？何考えてるの！。また、あの女の事なんでしょ！。」
繭子の鋭い声が突き刺さる
『ハァっ…。』
なんで、こんなに面倒な事になるんだろ
ため息が声になる
．
こうなったら、一か八かだな！
酔いが醒めてハッキリして来た頭が、フル回転をはじめた
．
．
俺は、繭子の顔をしっかり見つめて
『じゃあ脱げよ！』
低くて冷たい声を出す
「え？」
繭子の顔が一瞬のうちに動揺した顔に変わる
追い打ちをかけるように
『今、ここで、俺の目の前で全部脱いでみろよ。そしたらお望み通り抱いてやるよ！』
俺は、繭子をギロリと睨みつけて、スマホを取り出し繭子に向けた。
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さく(プロフ) - ハルヒさん» ハルヒちゃーん！来てくれてありがとう〜。帰省してたから、ツクール更新ストップしてました。これから展開していくから、また読みに来て下さいませー！。これと二宮さんを終わらせて、次の作品が書きたいー！ (2015年6月10日 13時) (
レス) id: 7b4e1ba174 (このIDを非表示/違反報告)
ハルヒ(プロフ) - さくちゃん、やっと全部読むことができたよー！だからだから早く続き書いてー（笑）待ってるぅぅー！ (2015年5月30日 17時) (レス) id: f956a16cc9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆さく☆
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=hiro2215
作成日時：2015年3月23日 11時
