219 AKIRAside ページ26
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「彼女が戦っているからです」
わけのわからない言葉に
また、立ち上がりそうになったが
そこは大人として踏みとどまって
もう一度耳を傾ける
「お酒や煙草・・・。そんな非行に走ることなく
自分が芸能人であるという自覚を人一倍持って
誰にも気づかれないよう
誰にも気づかせないよう
必死に病と向き合っているんです
『
その一心で
お兄さんと一緒の空間を大切にしようと
そんな健気な姿を知ってしまったら
出来る限り協力してあげたくなってしまったんです
己の感情を優先し医者としての責務を果たせず
本当に申し訳ありません。」
この人がしたことで、結果Aは苦しんだ
倒れるまで自分を追い込んだ
それは決して許せることじゃない
それでも逆に俺がこの人の立場だったら・・・?
AKIRA「頭、あげてください」
「・・・・・・」
AKIRA「それを悔やむのは自分にもAにも失礼です
間違ってないと思ってやったことなら堂々としていて下さい」
こんなこと、俺が言える立場じゃないけど
何が悪い、とか
誰が悪い、とか
そういうのを決めるのは
俺達じゃなく今は眠る当の本人だろうし
AKIRA「Aの支えになってくれてありがとうございます」
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マネ「私、この子が病院に通ってることなんて知らなかった」
話も終わってAの眠る病室に戻れば
ずっと静かだったマネージャーが口を開いた
マネ「薬もカウンセリングも
しかも半年も前からなんて・・・。
毎日一緒に仕事していたのに
これじゃあマネージャー失格ね」
Aをみつめて苦笑気味に放たれた言葉に
俺はなんて答えるのが正解なのかわからず
言葉に悩んでいれば。ふと、声が聞こえた
『・・・・・・・・・じゃあ女優としては大成功ですね。』
他の誰でもない
眠っていると思っていた人物の声
驚いて顔を見つめれば
閉じられていた目がそっと開かれた
AKIRA「おまっ、目覚めたか・・・!?」
『2人が入ってきてすぐに』
AKIRA「起きてるなら目開けとけよなぁ・・・。」
『あまりにも静かすぎて気まづかったんですよ』
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のあ(プロフ) - お願いします! (2020年4月19日 8時) (レス) id: 72cecb752f (このIDを非表示/違反報告)
Lin(プロフ) - のあさん» コメントありがとうございます^^ 少しでも読者の皆さんのご期待に添えるよう頑張りますので、今後ともよろしくお願いします! (2020年4月19日 1時) (レス) id: 7cab0ad2aa (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - こんにちは!いつもみてます!続き楽しみにしてます! (2020年4月18日 15時) (レス) id: 72cecb752f (このIDを非表示/違反報告)
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