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196 岩田side ページ3













こんな声を持った人間を

どうして今まで誰も気づかなかったのか


その答えは必然




周りに見抜く才能がなかったから?

周りがまだガキだから??







いいや、違う

そもそもAが人前で歌わないからだ




クラス全員が心を合わせて一丸となって合唱をしても

全力で口パクをするようなやつだ。こいつは








最初に言った通り芸能界に入れるつもりはあった


ただ、その時の出来事があまりにも衝撃的で

路線が大きく変わっただけ









━━━━━━━━━━━━━━━━


登坂「そこ、左手注意」









昔から身体を動かすことが得意で

なんならピアノ、琴といった習い事をかじったこともあるらしく


リズム感などはばっちり




臣さんの厳しいレッスンもあってか

1週間もみっちり教えれば驚くほど成長していた









『あ、そろそろ帰んなきゃ』


登坂「まだいけんだろ」




『大人が門限破らせるどうなの?ろくでもなくない?』









正論ですね。


冬だから日も短くなってきてるし

いくら家が近かろうとあんま遅くなると危ない









岩田「A、次の土曜日空いてる?」


『うん』


岩田「31日だよ?」


『知ってるけど』


岩田「・・・そっか」









たった365分の1だけど

お前にとってはそんな軽々しく答える日じゃないのにな



むしろそういう反応だとこっちが心苦しくなる





とはいえ当人が気にしてないのに重くなるのは嫌だから


そんな気持ちを隠すようにポンポンと2回

Aの頭で手を跳ねさせた









岩田「じゃー出かけよう」


『どこに?』


岩田「それは秘密」


登坂「美味い飯食えるから安心しろって」


『請求先にされても困ります』


登坂「アホ。中学生にそんなことするか」


『冗談だって』









真顔の冗談は冗談と受け取れないから怖い









岩田「まぁ、楽しみにしといてよ」


登坂「絶対後悔させねーから」




『・・・・・・?なんでもいいけど私帰るね』


「「・・・・・・・・・。」」









まじで冷めてんな。




一応俺達も芸能人なんだけど??

キャーキャーされる存在ですよ??



そんな人からこんなこと言われてんだから

少しは女の子らしい反応してくんねぇかな









『お邪魔しました〜』









まぁ、期待するだけ無駄なのは

ここ数年一緒にいてよく分かってますが

197 岩田side→←195 岩田sideーデビュー編ー



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設定タグ:GENERATIONS , 片寄涼太 , 登坂広臣、岩田剛典   
作品ジャンル:恋愛
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のあ(プロフ) - お願いします! (2020年4月19日 8時) (レス) id: 72cecb752f (このIDを非表示/違反報告)
Lin(プロフ) - のあさん» コメントありがとうございます^^ 少しでも読者の皆さんのご期待に添えるよう頑張りますので、今後ともよろしくお願いします! (2020年4月19日 1時) (レス) id: 7cab0ad2aa (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - こんにちは!いつもみてます!続き楽しみにしてます! (2020年4月18日 15時) (レス) id: 72cecb752f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Lin | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2020年4月1日 6時

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