笑っていて欲しくて。４ーRyota.kー

１９３ 岩田side ページ49

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岩田｢後悔･･･、してます？｣









自分達で決めてしたことだというのに

女々しくもさっきから頭をしめるのはAの顔ばかりで









登坂｢んー、岩ちゃんは？｣


岩田｢質問返し｣










っていうか。一人になるのが嫌で

臣さんの部屋に来ちゃったのが答えな気もするけど




Aをここまで拒絶したのは初めてのこと


叩かれる人もいたいけど、叩く人も痛いんだって

あれ、言葉でも共感できるんだなぁ




今にも泣きそうなアイツを見て何度心が折れかけたことか

ちょっとでも気が緩んだら間違いなく甘えさせてた









岩田｢Aは一人で戦ってんのに

大の大人は二人揃って消沈って情けないっすよねぇ｣









今頃泣いてんのかなー。

そういや俺、Aの泣き顔見たことないなー。



あれ？あいつ辛抱強いし案外社会的に馴染めんじゃね？

って･･････。そうやって甘やかしちゃいけないんだった









登坂｢なんか今更HIROさんの言葉思い出したわぁ｣


岩田｢え？･･････あぁ、あの時の｣









さすがはHIROさんというべきか

当たって欲しくなかった未来予知だけど









岩田｢手っ取り早く恋愛してくれたらいいのに｣


登坂｢え、そっち？｣


岩田｢逆にどっちですか？？｣


登坂｢いや、友達作るとか、その辺かと･･･。｣


岩田｢あー、若干ぬるいっすね｣


登坂｢でももし俺達が近くにいない時に変な男に引っかかったら｣


岩田｢大丈夫でしょ」


登坂｢どこから出てんくの。その自信｣


岩田｢そりゃー、距離は置くけど

離れてる間、裏から何もしないわけではないんで｣




登坂｢･･････あぁ、そう。｣









結論。

なんでもバレなきゃオールオーケー






ゲスくてすいませんね

可愛い妹のためなら大抵の事はやっちゃうんで








だからあの日のことだって･･･。

本当はバラスつもりなんてなかったのに

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