１７２ 夢主side ページ28
→
『まさか人様の家でお風呂まで借りるとは･･･。』
めちゃくちゃ申し訳ないけど
家族一同に押し切られては断る方が勇気がいる
チャチャッと入って
ピピッと出てきちゃったけどね
置かれていたタオルをお借りして
頭を拭きながらリビングを目指せば
途中の扉が開いてお母さんがでてきた
母｢あら、もうでてきたの？
今からドライヤー届けようと思ってたんだけど｣
『お風呂ありがとうございます
放っておいても乾くんで大丈夫ですよ！』
母｢あかん！せっかくの綺麗な髪が勿体ない｣
｢ほら！｣って腕を引かれて連れられたのはどこかの寝室？
されるがままにドレッサーの椅子に座らされ
コードを巻きとっていくお母さん
『え、あの･･･』
母｢うち男一人っ子だから
娘がいたらやりたかったのよ｣
その言葉とともに風の音が響いて
何も声が届かなくなるとわかったから
大人しく鏡に映るお母さんを見つめていた
母｢はい、完成！｣
10分弱
念入りに髪を乾かしてオイルまでつけてくれて
母｢順番間違えちゃったけど
化粧水よかったら使ってね。アレルギーとか平気？｣
『全然！！！！なんもないです！！』
母｢じゃあこれと〜あとはこれ〜！｣
『あ、ありがとうございます』
言われた通りにおずおずと手を伸ばして
あんまりお借りしないように緩く出して顔に塗っていく
母｢そんな遠慮せんで｣
『えっ、』
母｢強引すぎ･･･？｣
全然そんなことないとは言えないけど
不安げなお母さんの顔を見たら申し訳なさ過ぎて
ぐいんぐいんと首を横に振り回して否定をする
『初めての経験だったもので･･･。
めちゃくちゃ嬉しいです！！本心です！』
母｢本当に？｣
『はい！貴重な思い出をありがとうございます！』
母｢思い出･･････、って
本当にテレビのまんまの子なのね(笑)｣
『創ってボロが出るよりはマシなそうなので』
芸能界に入る前兄2人に散々言われたもんね
今となってはそれがストレスフリーになって有難い限り♡
母｢真っ直ぐでとてもいい子
もし自分の娘だったら一日中自慢しちゃうわよ｣
『一日は無理がありますよ！？』
母｢やだ、例えよ例え！
こんな素敵な子！お母様なんて鼻高々でしょう？｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 428人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「芸能人」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Lin(プロフ) - ミントさん» コメントありがとうございます^^* めちゃくちゃ嬉しい言葉に執筆欲が湧きました！！ 更新が頑張らせていただきます！！ (2020年1月5日 5時) (
レス) id: 7cab0ad2aa (このIDを非表示/違反報告)
Lin(プロフ) - hartさん» コメントありがとうございます ^^* 中々更新が進みませんが･･･頑張りますねっ！ (2020年1月5日 5時) (レス) id: 7cab0ad2aa (このIDを非表示/違反報告)
ミント(プロフ) - いつも続きを楽しみにしてます!!! 今個人的に1番推してる小説です...!!! これからも更新頑張って下さい!! (2020年1月5日 4時) (レス) id: 024149eee5 (このIDを非表示/違反報告)
hart - 続き楽しみにしてます!体調に気をつけて頑張って下さい!! (2020年1月3日 22時) (レス) id: 3bd5fd11ab (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
