笑っていて欲しくて。４ーRyota.kー

１８７ 夢主sideー喧嘩編ー ページ43

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『樹みたいな人が彼氏だったら幸せだよ、絶対』









公開前の植物図鑑の映像を特別にお借りして

研究も兼ねて兄妹三人で鑑賞会中♡



駅前で待つ樹の姿に改めてキュンとして、思わず手で顔を覆った









岩田｢そこは俺じゃないの？｣


『んー？』


岩田｢悩むんだ｣


『二人とは今の関係のままがいいかなぁ』









近すぎず遠すぎず。すぐ会える距離？？

ある意味家族みたいな感じ



そう私が思う反面

他2人はどうやら納得のいかない顔で









岩田｢それは無理でしょー。

Aもいつかは彼氏が出来るんだから｣


『それって関係ある？』


岩田｢あるある。妬かれちゃうもん｣


『えー、じゃあ臣君か剛君と付き合えばずっと一緒？』


登坂｢なに吐き違えてんだ

お前が抱いてんのは親愛であって恋愛じゃないだろ｣









ずっと黙って画面を見てたくせに

突然口を開いた臣君はどことなくご機嫌斜め？？









登坂｢俺でも岩ちゃんでも、キスやその先も出来んのか？？｣


岩田｢臣さん急になに言いだすんすか｣


登坂｢うせぇ、オブラートに包んだろ｣


岩田｢そういう問題･･･？｣









「で、どうなの」

なんて急に聞かれたって答えられるわけない



今までそんな対象で見たことないんだもん









登坂｢ほら、なんも言えねぇ｣


『･･･臣君の質問が変なんだよ。』


登坂｢どこが？恋人なら普通のことだろ


それが出来ないなら俺達はいずれ離れてかなきゃなんねーんだよ

お互いにそれぞれのパートナーを見つけてな｣









どうしてそんな意地悪言うんだろう

私はただ一緒にいたいだけなのに









『剛君』


岩田｢んー？｣


『登坂さんがひねくれてます』


岩田｢んん･･･、でも俺も一理あると思うなぁ｣









まさかのここで裏切り？

剛君は味方でいてくれると思ったのに


なんだかんだ臣君の肩持つんだ









岩田｢Aは彼氏作る気ないの？


折角共学なんだし

芸能界でも幅広がってるし


ほら、GENEとも仲良いでしょ？涼太とか｣


『･･････なんで涼太君？

前もそうだけど何かと名前出すよね』









確かに芸能界に入る前から知ってて

会いたい人ではあったけど


それ以上でも以下でもないからこじつけられても困る









登坂｢何かと絡んでんのはそっちだろ｣


『？』


登坂｢二人きりで遊んだり｣


『普通じゃん』




登坂｢外泊もすることも？｣

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