笑っていて欲しくて。３ーRyota.kー

１２６ 白濱side ページ31

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白濱｢行っちゃった･･･。｣









忙しい子だから仕方ないけどさ


俺全然喋れてないんですけど。

とてもとても寂しいですけど。


最後約束してくれてめちゃ嬉しかったけど。




白濱は複雑なです。









白濱｢涼太〜。なんでお前はそんな嬉しそうなんだよ〜｣


片寄｢あー。まー･･･ね」


数原｢もったいぶんなや相方〜｣


中務｢チャラ寄〜｣


片寄｢それ流行らせてんの？｣









元々涼太はスルースキルが高いから

なんだかんだ言ってはぐらかされちゃって


少ししてかかってきた電話にでてしまった









『りょ･･･くん･･･、映･･･しゅ･･･ん･･･！』









スピーカーにしてる訳でもないのに

結構筒抜けということは


電話口の向こうは相当興奮してるのか



って言うかこの声･･･。









片寄｢お互いおめでとうだね｣


『･･･ん･･･！！』


片寄｢受ける、よね？｣


『と･･･ぜん･･･ゃん！！』









しばらくその声量のまま話し続け

静かにすれば聞こえる内容に黙り込んで聞き耳立てていたのはきっと俺だけじゃないはず



｢頑張って｣

その言葉とともに切られた電話に


涼太の笑顔諸共気になるけどまず一つ確認したいのは









白濱｢今のAちゃん？｣









さっきまで一緒にいたわけだし


間違ってるとは思ってないけど









片寄｢Aですよ｣


小森｢映画がどうのこうのって聞こてましたけど･･･。｣


片寄｢あー、解禁すぐなんで大丈夫だと思うんですけど･･･」









俺達も一応芸能人なわけだし

そういった類の言葉には敏感な方


つまり、つまりは･･･！？









片寄｢Aとダブル主演で映画決まりました｣


「「まじ？？」」









涼太の言葉にメンバー全員揃っての驚いた声


1周考えて、しっかり頭で理解した途端

大声で歓喜を上げてしまいマネージャーからお叱りが









小森｢おめでとうっっっ｣


佐野｢すげー｣


数原｢初主演やん！！｣


中務｢Aとかー！｣


関口｢キラキラ映画？？｣


片寄｢その辺はのちのち｣









めちゃくちゃ嬉しい報告に

涼太以上に盛り上がってるような気もする俺達



ただ、男女でw主演と言うからには気になることがある









白濱｢ちなみにキスシーンは？｣


「「･･････ｺﾞｸﾝｯ」」






片寄｢･･･ﾆｺｯ｣







「「どっち！？！？」」

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