笑っていて欲しくて。２ーRyota.kー

９０ 夢主side ページ43

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ドラマ、映画、それに伴う番組出演や雑誌や取材、歌番組、新曲作り、その他諸共

に加え休んだ分の学業にての補習講習＆課題




最後に休んだのっていつだっけ


というか私は今寝てる･･･？のかな









『････迷子』









パッチリとした寝起きの

開口一発目これなのも仕方あるまい



だって私、この光景知らないもの

部屋もインテリアも一切見覚えないですから




一つ気にかかることがあるとしたら

この部屋の匂いだけはよく知っていること




昨晩のあやふやな記憶と繋げれば

なんとなく繋がるような気もするけれど





確認も含め布団から出て扉を開ければ


やっぱりそこは見覚えのある廊下だった









(なるほど。)









この時点でもう全ての状況は把握した



とりあえず家主を探すべく

いつもの足取りで奥に進んでいけば



決して少女漫画お約束の朝食を作って待ってる


なんてことは無く。ふっつーにソファで寝ている姿が









(起こすべきなのかな)









一瞬悩んだけれど



家主が寝てる場所でウロウロさまようのは可笑しいし

かといってまた寝室に戻るのもだいぶ違う気がするから




若干申し訳ないけど起こさせて頂こう









『涼太君』


片寄｢･･････ん･･･ｯ｣


『おはよう』









うっすらと開いた目が

ぼんやりと視線をさまよわせて


寝起きの声を上げながらこちらを見すえた









片寄｢A････か･･。はよ･･･。｣


『起こしちゃってごめんね』


片寄｢んぁぁ、･･･へいき｣









バキバキって身体がなりそうな勢いで

欠伸をしながら身体を起こした涼太君の寝ていた場所を考えると、一気に芽生え出す罪悪感









『ベット使っちゃってごめん

それと、運んでくれてありがとう


正直記憶あやふやだけど』


片寄｢あぁ。勝手にしたことだから気にしないで｣


『でも涼太君のが歳だし･･･。』


片寄｢それ意味合いによっては喧嘩勃発しますからね｣


『･･････？』


片寄｢まぁ、いいや｣









時間はまだ朝の6時


私にとってはまだ早い時刻だし

さっきからあくびの止まらない涼太君にとってもそうなんだろう



本当に心の底から申し訳ない

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