笑っていて欲しくて。２ーRyota.kー

５２ 夢主sideー暗殺教室編ー ページ5

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マネ｢Aちゃん！映画決まったわよ！｣


『おお』









2ndシングルのレコーディングの休憩中

戻ってきた葉月さんからそんなことを告げられ


スマホを弄っていた私は顔を上げる









マネ｢ジャンプとか読む？｣


『ジャンプ･･･？【Hey! Say!】？

あのグループって本も売ってるんですね』


マネ｢違うわよ。週刊少年ジャンプ

というか一応他の芸能人も知ってたのね｣


『まぁ･･･ちょっとは

ちなみに少年の方は知りません』









葉月さんの説明によれば

毎週発売されてる少年物のコミックのようで



バトルだとか冒険だとかアクションだとか

そう言った類の作品が詰まった1冊らしい









マネ｢ちなみに主演はそのHey! Say! JUMPの子よ｣


『へぇ』


マネ｢興味なさげ｣


『誰なんですか？めっちゃ気になるー。』


マネ｢演技派女優もっと頑張りなさいよ


Hey! Say! JUMPのエース山田涼介さん｣









「知ってるでしょ？」

そう問いかけてきた葉月さんに対して返すのは曖昧な言葉




少年系だからてっきり

山田涼介ではないと思ったのに









マネ｢受けて大丈夫？｣









私の様子に違和感を感じたのか

訝しげにそう聞いてきた葉月さん









『与えられた仕事は全て受けるつもりなんで

今後は私に確認しないでOK出しちゃっていいですよ』


マネ｢よく言った！それでこそ椎名Aよ｣









途端に笑顔になって

さっそく了承の電話をしに外に出ていったうちのマネージャーさんは


最近持ってくる仕事量が半端ない




まぁ別いいんですけど


仕事は来るうちが華って久本さんも言ってたし




感情の分別は得意分野だ

こんなものなんてことない









『ふぅ』









軽く深呼吸をしたら









『よっし！』









ほら、もう大丈夫


ここにいるのはちゃんと《椎名 A》




いつまでも何も出来なかった私なんかじゃない

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