笑っていて欲しくて。ーRyota.kー

１０ ？？sideー楽屋編ー ページ12

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「いいか？」


「はい」


「涼太がいてもいなくても関係なし」


「結果は運次第」






『二人ともそんな隅で何してるの？』


「「なんも！！！」」









今日は歌番の収録で俺達やAも出演する日



話題沸騰中の我らの妹の椎名Aは

弟分であるGENERATIONSにゾッコン中らしく


そうとなれば可愛い妹の為に会わせてやりたいと願うのが兄である




しかし、アイツらの楽屋の前まで連れてきたはいいものの


いざ楽屋に入ろうとすると

画面の中の涼太を見つめるAの視線を思い出してしまい、渋っちまうのが現実



本人は恋愛じゃないと言っていたけど実の所は分からないし









「いい、A？中にいるのは野獣だからね

決して油断しないこと。ぼーっとしてちゃダメだよ」


「お前なんて一瞬で食われちまうからな」


『そっちが会わせたいって言ったのに？

そんな怖い人がいるなら自分の楽屋戻るよ。』


「大丈夫！なんかあったら守るから！」



『なんなの？』









誰と会うのかを伝えてないお陰か

お眠なAちゃんからは不機嫌な返答が









「よっしゃ行くか！」









今更ながら後輩の楽屋に入るのにこんなに緊張してることに不自然さを感じながら


コンコン、とノックすれば適当な声が返ってきた





涼太。お前に恨みはないけど出来ればいないでくれ･･･！









白濱｢あれ臣さんと岩さんじゃないっすか｣


佐野｢え、ほんとだ！｣


小森｢さっき会ったばっかなのにどーしたんですか？｣


登坂｢ちょっと野暮用で、な｣









臣さんの歯切れの悪さに共感してしまう


まぁ、そりゃ･･････









片寄｢お疲れさまです！｣









当然いるよなぁぁぁぁぁ。

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