松下村塾の三人妹がいるようです

十五話 ページ31

違う、知らない！






私は何も知らない！！




バンッ！




『っ……！』




「おっと、悪りぃなつい足が出ちまったよ」




「おい見ろよ、あのバケモノ女。」



「泣いてんぜ、バケモノが泣くのかよ！」



切れ切れな息を整えながら上を見上げると、いつぞやのなんとかって塾の三人組だった。

どうやら、そいつらの誰かに足をかけられたらしい。




「おい、聞いてんのか『ねぇ、私はダレ？！』


遮るように叫ぶ。



「はあ？テメェイカレたのかよ！









お前は、バケモノだよ」





バケモノ……ああ、そうか






『もうどうだっていいや、もうわからない



どうとでもなっちまえよ』




目を閉じれば、昔みた格子が見えた気がした





「は？何言ってんだこいつ？」




そうだよ、私は









“バケモノ”だったんだよ。









☆☆☆


2000hit超えありがとうございます！！

十六話→←十四話

ラッキーアイテム

お好み焼き

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキー○○

浴衣

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す