松下村塾の三人妹がいるようです

九話 ページ19

朝五時、朝のお供である鳥のベタな声すら聞こえない早朝から亜夜の朝は始まる




『(´-`).｡oOﾌｧｧ……バン！

よし！起きるか！』



早朝特有の肌寒さに先程まで寝ていたマイダーリン(布団です。変な意味じゃないよ！？)を丁寧にたたみ、寝巻きからいつもの浅葱色の着物を着ると、髪を結び身支度を整える




『よし、オッケー！さて、道場で素振りしてこよっと』



素振りをするべくまだ寝ているみんなを起こさないようになるべく静かに武道館に向かう。


銀兄たちの部屋の前を通り過ぎると、幸せそうな寝息と、押しつぶされてもがくような苦しげな声も聞こえきた



武道館〜



道着に着替えると、壁際に置かれた竹刀を適当に取り部屋の真ん中らへんに座り精神統一をする



『……』


三十分後



『…よし、やるか』


前に置いておいた竹刀を手に取り素振りを始める

『…ﾌﾞﾝ!)88！！
…
…ﾌﾞﾝ!)400！
…
…ﾌﾞﾝ!)500！！！
ふぅー、さてとそろそろ朝ごはんの準備しないと起きてきちゃう』



日が昇り始め、後三十分もすれば四人が起き始める時間になり、先程の素振りでかいた汗をあらかじめ用意したタオルで手早くふき着物に着替え、台所へ向かった

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