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連れてこられたのはサバイバー棟の病室の前だった。
「入るなの!」
庭師が涙目で扉を開けた。
そこには苦しそうに息をするAの姿が。
私は彼女に近寄って目線を合わせるように腰を下ろす。
「ジャックさん‥‥!」
私は苦しそうな彼女の目から溢れる涙を拭うしかできることはない。
「来て‥くれた‥」
あの夜のように嬉しそうに笑うAさん。
どうして笑うんだ。
貴方は今命の危機に陥っているんですよ。
なのにどうして
幸せだという表情をされるのですか?
「手をとって‥くれませんか‥」
喜んで。
ですが私は貴方に体温を与えることができません。
「あと名前‥呼んで‥ください」
貴方が安心するのであれば何度でも呼びますよ。
ですが私なんかに呼ばれたら綺麗な貴方が汚れてしまいます。
「最後に‥‥_____、約束して‥ください‥」
‥‥!
勿論です。
貴方が忘れないで望むのであれば。
「‥鼓動の停止を確認しました。」
悲痛な、切迫した口調で医師は言った。
気づいたら周りにも沢山のサバイバーとハンターが集まっていた。
医師が震えた手つきで打ち覆いをする。
それでも尚貴方と私を唯一繋いでいる手を離したくない。
ですが貴方は待っている。
私も貴方と同じ気持ちです。
「ありがとうございます。A。」
私はゆっくりと手を離した。
「またどこかで逢いましょう。」
約束ですよ。
_______
続きます
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ぽうんどけーき(プロフ) - ルカさん» 最高です!ありがとうございます!! (2021年1月7日 23時) (レス) id: c664a17e86 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃&リィル2(プロフ) - 納棺師君で…!イソップ君で読みたいです!!お願いします!(>人<;) (2021年1月4日 21時) (レス) id: df3d8cbea7 (このIDを非表示/違反報告)
みこ(プロフ) - リクエスト失礼しますっ!冒険家でお願いしたいのですがよろしいでしょうか...? (2021年1月2日 15時) (レス) id: 04051e19ff (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - 匿名さん» リクエストありがとうございます!!謝心安と范無咎別々でよろしいでしょうか? (2021年1月2日 4時) (レス) id: e7720bbf05 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - ぽうんどけーきさん» お待たせいたしました!!すみません、短い話になりました( ; ; ) (2021年1月2日 4時) (レス) id: e7720bbf05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルカ | 作成日時:2020年12月26日 15時