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裕也「何も変わってないよな。いつだって笑ってて誰かの為に必死で相変わらず一人の男に夢中で…本当に何も変わってない」
静かに語る裕也くんの表情は今までのちょっぴり暗い表情とは違いなんだかスッキリしているようだった
そんな裕也くんは私の目を見て優しく微笑んでゆっくりと口を開いた
裕也「俺はそんなお前が好きだった」
貴方「…！」
裕也「ずっとな」
嘘…
あの時からずっと好きでいてくれてたの？
こんな私なんかを？
裕也「あの日店で再会した時全然俺に気づかないし彼氏に夢中な姿見て腹たっていきなりキスなんて最低な事した、悪かったな」
裕也くんの言葉に私はただ無言で首を振る事しか出来なかった
言葉が出てこなかった。何を言えばいいのか…
裕也「そんな辛そうな顔すんなよ、別に返事が欲しいとかじゃないから。ただ最後に全部ぶちまけたかっただけ」
貴方「最後？」
裕也「今日でこのバイト最後なんだ。明日から本格的に親父の病院で色々学ぶ事になってる」
貴方「そんな…」
せっかく裕也くんの事思い出してこれからまた昔みたいに仲良くなれると思ったのに…
裕也「ありがとう、色々と」
貴方「私…何もしてないよ」
本当にお礼を言われるような事なんて何もしてない。
むしろ裕也くんの気持ちに気づかず思い出しさえしないで知らずに傷つけていた…
それでも裕也くんは変わらず優しい表情で笑ってくれた
「裕也くんこっち手伝ってー！」
裕也「今行きます！…じゃあな」
貴方「…」
振り返ってスタッフさんの元へ行ってしまう裕也くんをただただボーッと見つめ続けた
舞台が始まり私と良平さんは客席に移動した
頑張っている皆のお芝居を見ていたけど全然集中出来なかった
頭の中は裕也くんの事でいっぱいだった。
あの時からずっと好きでいてくれていたということは…15年間？私と同じだ。
私も15年間ずっと良平さんに片想いしていた
そんなことを考えていると無意識に隣に座る良平さんの手をギュッと握った
良平さんはそんな私の手を強く握り返してくれた
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ついにシーズン5に突入しました！
ここまでお付き合い頂き本当にありがとうございます！(＞＜)
今後ともよろしくお願い致します！
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はっとり
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はっとり(プロフ) - 名無し4585号さん» こちらこそ最後までお付き合いして頂けてとても嬉しいです😭もしまた木村良平さんメインの作品を書くことがあればぜひまたお読み頂けたら嬉しいです！ (2022年1月9日 13時) (
レス) id: 623881151d (このIDを非表示/違反報告)
名無し4585号(プロフ) - 完結おめでとうございます！初期の頃から読んでいましたが、とても感動しました泣。この作品に出会えて本当に良かったです。幸せな時間をありがとうございました！ (2022年1月9日 13時) (レス) @page40 id: 7f4ff33f8c (このIDを非表示/違反報告)
はっとり(プロフ) - いろはさん» いろは様、コメントありがとう素敵なご感想をありがとうございます！良平さんの作品を出した時はまたよろしくお願いします！ (2021年11月11日 21時) (レス) id: 623881151d (このIDを非表示/違反報告)
いろは(プロフ) - もう終始号泣してました.......！一番最初に読んだ良平さんの小説がこの作品で良かったです！こんなにも素敵な作品を作っていただき本当にありがとうございます！お疲れ様でした！大好きです！ (2021年11月11日 20時) (レス) id: f9392306a4 (このIDを非表示/違反報告)
はっとり(プロフ) - サチさん» サチ様、コメントありがとうございます！最後までお付き合い下さりありがとうございます！また良平さんメインの作品を書いた時はよろしくお願いします！ (2021年11月10日 5時) (レス) id: 623881151d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はっとり
| 作成日時：2021年5月20日 21時
