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驚いて声も出せずに裕也くんをじっと見つめた
どうしてあのおまじないを裕也くんが…
たまたま…？
貴方「裕也くん…そのおまじないどこで…」
裕也「昔…母さんの進めで劇団ひまわりに入ってた。初出演で緊張してる俺にある女の子がこのおまじないをしてくれたんだ」
貴方「それって…」
裕也くんがお芝居を好きなのはこの前知ったけどまさか劇団に入っていたなんて知らなかった
しかも私と同じ劇団ひまわりだったなんて…
まさか…でも…
裕也くんを見つめて返事を待っていると私を真っ直ぐ見つめてゆっくり口を開いた
裕也「…ああ、お前の事だよ」
貴方「…！」
やっぱり…！でも、じゃあ裕也くんは私の事ずっと知ってたって事…？
私は今まで名前さえも忘れてたのに…
裕也「親父の仕事の都合で東京から離れる事になって仕方なく劇団は辞めたんだ。それでも劇団にいた頃のお芝居の楽しさが忘れられなくて演劇部に入って趣味程度に活動してた」
そういう事だったんだ…
まさかあの時の男の子が裕也くんだったなんて
裕也「親父の病院を継ぐって決まった時、お芝居は高校までって自分の中で割り切って過ごしてきたけどやっぱり忘れられなかった。一度お芝居をする事の楽しさを知ってしまったから」
やっぱり。そうだろうなと思ってた
裕也くんの部屋に行った時あんなに思い出に浸るようにいくつも写真が並べられていたんだもん
裕也「俺が劇団辞める時に皆がさよならって言う中お前だけ『またね』って言ってくれてんだ。『いつかきっと会えるから』って」
私そんな事言ってたんだ…
全然覚えてないよ。
きっと本当にそう思ってたんだ、当たり前のように。
だから覚えてないんだ
裕也「だから会いに来た。お前に会えば何か解決すると思った」
貴方「裕也くん…」
裕也「まさかその前に飲み会で会うとは思わなかったけどな…笑」
初めて見る裕也くんの笑顔に私はなんて声を掛けたらいいのか分からなかった
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はっとり(プロフ) - 名無し4585号さん» こちらこそ最後までお付き合いして頂けてとても嬉しいです😭もしまた木村良平さんメインの作品を書くことがあればぜひまたお読み頂けたら嬉しいです！ (2022年1月9日 13時) (
レス) id: 623881151d (このIDを非表示/違反報告)
名無し4585号(プロフ) - 完結おめでとうございます！初期の頃から読んでいましたが、とても感動しました泣。この作品に出会えて本当に良かったです。幸せな時間をありがとうございました！ (2022年1月9日 13時) (レス) @page40 id: 7f4ff33f8c (このIDを非表示/違反報告)
はっとり(プロフ) - いろはさん» いろは様、コメントありがとう素敵なご感想をありがとうございます！良平さんの作品を出した時はまたよろしくお願いします！ (2021年11月11日 21時) (レス) id: 623881151d (このIDを非表示/違反報告)
いろは(プロフ) - もう終始号泣してました.......！一番最初に読んだ良平さんの小説がこの作品で良かったです！こんなにも素敵な作品を作っていただき本当にありがとうございます！お疲れ様でした！大好きです！ (2021年11月11日 20時) (レス) id: f9392306a4 (このIDを非表示/違反報告)
はっとり(プロフ) - サチさん» サチ様、コメントありがとうございます！最後までお付き合い下さりありがとうございます！また良平さんメインの作品を書いた時はよろしくお願いします！ (2021年11月10日 5時) (レス) id: 623881151d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はっとり
| 作成日時：2021年5月20日 21時
