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1-BLOOD ページ5

にゃーお。



「...まだ寝かせて...」



にゃーお。

とたとたとた、ぼふっ

「痛っ!もう、(コウ)!重いから避けてって!!」

にゃーん

「起きる、起きるから!!」

にゃん

ドン

「はぁ、ロッソだったらもうちょっと優しかったのに...」

大きくため息をついた(A)はベットから降りると大きな伸びをした。


朝7時前を指した時計を見上げる。
「まだ余裕あるか...」
ドアの下を見ると2匹の目の赤い猫が陣取っていた。
一向に動こうとしない2匹を見て、(A)は机の上から猫じゃらしを取り上げた。

「ほらほら避けなさい、(A)さまのお通りよ」

そう言って片手で器用にじゃらす。
猫たちがじゃれつき、ドアの前から避けたタイミングでドアを開ける。
ドアを開けるとソーセージの焼けるいい匂いがした。
「今日はフレンチトーストだ!!」
(A)は猫じゃらしを放ると駆け足で一階へ降りていった。

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設定タグ:吸血鬼 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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作者名:Ryimen | 作成日時:2020年9月20日 17時

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