私の口は喋らなくていい事を喋るのが上手らしい*4部【名探偵コナン/トリップ】

163話 ページ35

え

コナン君に言われポケットに入れていた携帯を取り出し画面を開くと大量の不在着信の通知

しかも全て"ベルモット"からである

…こっわ！！！！！

メールでいいだろ！！！

そう思った時携帯の画面に"ベルモット"という文字が大きく表示された
 
こっわ！！！！電話かかってきた！！こっわ！！！！

でもぉ、ここぉ、病院だしぃ、電話しちゃダメじゃぁ…


…ん？待てよ確かキュラソーが運ばれ連れてかれた時って降谷さんが駐車場にいてベルモットと出くわして誘拐(仮)されてたような…？

…こりゃあてぇへんだあ！！！！！！！(訛りがひどい)

ちょっとトイレ！とコナン君がよく使う手を使いトイレに駆け込むと慌てて電話に出た

「もすもす！！んでめえ愛しのバーボンたんに何する気だあ！！？！？？」

「…は？

…キトンで合ってる…わよね？」

「んだ！」

「……何なのその変な訛り」

「時々変な訛り使いたくなりません？」

「ならないわよ」

画面の向こうで盛大に溜息を吐きそう言うベルモット

額に手を当て眉間に皺を寄せ言う姿が想像できた

ごめんな！めんどくさい奴で！もう放っといてくれていいよ！！

あ、でもその前に赤井さん(昴さん)にもらった携帯返してほしい
寝顔の降谷さん激写してるから…貴重な写真なんで…

ﾊｯｯそういや待受画面すやすや降谷零だ！！！！！やべえ！！！！

「ベルモットさん私の携帯返してください！！！！」

「何よ、いきなり…何で？」

私の勢いにかなり引いた声を出すベルモット

酷くね？私はお願いしてるだけなのにね？？

…って御願いしたは良いもののよく考えたらいい言い訳が思い浮かばないよね！！
多分素直に言えば見ちゃお♡って展開になるし変に誤魔化しても疑われそうだぜ！！！！くそ！！！！

「あ、あの、その、機密事項が」

「へえーーーー興味あるわ…って、あら」

「…ベルモットさん今携帯開きました？」

「貴女達そんな仲だったの？」

「ちげーーーーから！！！！！」

そう叫んだ瞬間力を込め過ぎたのか携帯がミシと小さく軋んだ

…私もゴリラだった？(困惑)

関係あるようなないような話するけど降谷さんとか赤井さんって片手で携帯ぶっ壊しそうだよね！！！！ﾊﾞｷｬｯｯってしそう、こわい！

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