オンボロ寮の無機質男子？

時空の果て2 ページ21

ｱｽﾞｰﾙ「早くジャミルさんを正気に戻さなければ，彼の命も危ない．」

現在進行系で人間組の命も危ないんだけどね．⇐

ﾌﾛｲﾄﾞ「だからさ〜．
どうやって戻るの？ 早歩き？」

早歩き(笑)．
歩くよりは早いよね．

『カリムのオアシス・メイカーで，リーチ兄弟が泳ぐ．』

ｱｽﾞｰﾙ「確かに，ジェイドとフロイドが本来の姿に戻れば，箒以上の速度が出る筈ですが…」

いやオクタヴィネル3人の飛行術，時速0kmじゃん．⇐

ｶﾘﾑ「川を満たせばいいんだな！」

ｱｽﾞｰﾙ「本当に出来るんですか？！」

『オクタヴィネルには言ってなかったか．
カリムのユニーク魔法．』

ｶﾘﾑ「オアシス・メイカーは，少しの魔力で大量に水が出せるんだ．
普段は水道があるからあんまり役に立たないんだけどな．」

ｱｽﾞｰﾙ「治水環境が整っていない国では英雄じゃありませんか！

そんなの…商売になり過ぎる！」

『今は商売より帰還手段になってもらわないと．
カリム，お願い出来る？』

ｶﾘﾑ「あぁ，任せろ！」

何でカリムのユニークが水なんだろう．
何となくだけど，水系のイメージは無かったな．

ｼﾞｪｲﾄﾞ「川が凍る前に行きましょう．」

フロイドに掴まって凄い速さでスカラビア寮に帰ってる．

ﾌﾛｲﾄﾞ「A，体温高くない？
陸の生き物は皆そうなの？」

『海洋生物に比べたら体温高いのかもね．』

皆には言ってないけど…
軽く38度位はある感じするからなぁ．
バレそう．

ﾕｳ「アズール先輩は人魚にならないんですか？」

『自称ノロマだからじゃない？』

ｱｽﾞｰﾙ「言い方に悪意ありますよね．

…あまり速く泳げないから，というのは合ってますけど，
尾びれの構造上仕方ないんですよ．」

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