無関心な女子生徒は御曹司に迫られる ②【御影玲王】【ブルーロック】 (ページ22)

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69.慣れそうにないページ22

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御影…玲王になぜか待っててくれ、と言われる。

＿今日はあやもともりも先輩もいるし、迷子になることはないと思うんだけど

彼が私の方向音痴に気づき
待ってろと言った時のことを思い出す。

私は御影…玲王が白宝メンバーがいる場所にまで戻っていくと、私もあや達のところへ戻っていった。

「あ、A〜！そろそろ帰ろっか！」

あやが戻った私にそう聞く。

＿あれ、御影、あやには言ってないのか

「私、みか…玲王に待ってろって言われたんだけど」

「そうなの？……ってあれ？名前で呼んでる」

やっぱり突っ込まれるか…。

そのまま訂正せずに「御影」と言っておけばよかった。

「御影に呼べって言われた」

大きく指摘されるのは…なんか嫌なので、玲王に言われたまま言う。

「え、そうなの？」

「うん」

「でも未だに呼び慣れてないA、かわい〜！」

そう言って私に抱きついてくるあや。

「ついさっき呼べって言われたんだから呼び慣れてないのは当たり前だよ」と彼女に言う。

「私とともりの時も慣れるまで時間かかってたよね〜！頑張って！」

＿何に頑張りを注いでいるんだか…

私はあやの言葉に苦笑いをしながらそう思っていた。

「あ、あと多分先帰ってもらって大丈夫だと思う」

私はまだ抱きついているあやにそう言う。

「うん、わかった。玲王くんがいるなら安心してAのこと預けられるし！」

「私は子供か何かか」

私はあやのその言葉にそうつっこむ。

＿あの言い方だし、用があるのは私だけ、だよな？

みか…玲王ならあや達にも用があるなら、自分で言うだろうし。

＿名前で呼ぶのには、当分慣れそうにないな

私はそう思いながら、三人に手を振って見送っていた。