無関心な女子生徒は御曹司に迫られる ②【御影玲王】【ブルーロック】 (ページ19)

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66. 認めるしかないページ19

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そして今
練習試合の今に至る。

今目の前にいるこいつは
俺の言った「俺の家や他の御曹司に興味無いよな」に対して

『関係ないでしょ。御影の家も、他も。』
と言った。

彼女は変わらない表情でそう言った。

その後にも彼女は俺の目を真っ直ぐ見て。

「親からも友人からも否定されても努力してること、尊敬する」
と先程と変わらぬ瞳で言う。

その真っ直ぐな瞳が嘘ではないと言っていた。

俺は照れるだろ、と言う。

実際少し小っ恥ずかしかったしな。

そんなことは知らない城望は「知らない」といい顔を逸らす。

今まで彼女を変だなんだと言っていたが
周りに彼女のような人間がいなかったから変だと感じていたんだろうな。

「ふっ、ありがとな」

俺は笑みが溢れながらそう言うと、彼女はじぃーっと俺の顔を見つめる。

そして口を開く。

「……御影の夢、応援してる」

少し笑みを浮かべて彼女はそういう。

純粋で真っ直ぐな思いがこもっているような瞳をだった。

彼女の心からの言葉なんだろう。

＿ここまで純粋で真っ直ぐな瞳を向けられたのは、…初めてかもな。

微笑みを浮かべる城望に対して
微かに胸が高鳴っているのを俺は感じていた。

＿あー… マジか、……

素直に認めるしかないようだった。

もう、知らないフリはできないな、と。
そう思った。

高鳴っている胸を軽くおさえながら。

「いつからか」なんて知らない。
思い返せば無意識にこいつのことを目で追いかけていた気がする。

＿俺は、城望が…

＿＿＿＿城望のことが、好きなんだな