無関心な女子生徒は御曹司に絡まれる【ブルーロック】 (ページ50)

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49.借りられるページ50

「おい、居留守すんなよ〜。いんの知ってるからな」
「…何」

断るとめんどうになることを私は知っている
私は、ひょこっと隠れていた凪の背中の横から顔を出す

めんどう事…とは言っても自主的に動いたものがほとんどだが…

どうであれ、ずっと動いていたから少し座っていたい

「ちょっときてくんない？」

私は疑問符を頭に浮かべながら近づく
近づいている最中で、御影が紙っぺらを持っているのが見えた。
その紙は、先ほど借り物競走で綾海先輩が持っていた紙と酷似している

＿いや、嘘でしょ…

私がその紙に気付き、引こうとした時「ダメ。こいつ借りるぜ〜」と言って手を掴まれた

今日はよく手を掴むし掴まれるな、と明後日の方向を見ながら私は現実逃避をする

どうせ断っても無駄なんだ。流れに身を任せよう。

「お題は？」

彼はお題を見た瞬間、こっちの私がいるクラスまできたらしい
周りの生徒がまだ借りるものを探しているのがそれを物語っていた

と言うかなんで歩いてんだろう
確かにまだこちらに向かっている生徒はいないが、だからと言って余裕かまし過ぎではないだろうか。

「ゴールしてからのお楽しみ」

手を掴みながら言う御影。
私はその掴まれた手を見ながら、女子からの猛攻が怖いなと思っていた。

「よし、走るけど大丈夫か？」
きつかったら言えよ、と付け足して言う御影。

＿あぁ、なるほど。
この暑さでやられた私を気遣ってくれていたのか。
だからギリギリまで走らないで他の生徒の様子を見ながら歩いていたのか。

＿こういうところがモテるんだろうな。

私は明らかに私に合わせてスピード調整している御影の横顔を見てそう思っていた。

(中学の頃のサッカーバカにも御影のことを教えてやりたいくらいだ)
そんなことを考えながらゴールをする。

御影は全然息が上がっていないが、私は少し肩で息をしている。
だが、あの席から全力で走っていたらもっとしんどかっただろう。

そこは気遣ってくれた御影に感謝だな。

『一位は御影玲王くん！で、お題は…「自分の思う変な人」でしたー！！』

＿こいつ…

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続編です！
まさか学校編がこんなに長くなるとは思ってなかった！！

あと少しでこの学校編も終わります！そのあとはブルーロック編、始まります！

続編の方が(多分)ドキドキする展開あると思います！自信ありません！！

これからもよろしくおねがいします！