45.凪視点 ページ46
凪視点
あ〜…もうムリ…、しぬ…
俺は競技のひとつである障害物競走が終わると、溶けるように椅子に座る
寝転がりたい……家に帰りたい…
「凪、ちょっと」
めんどくさいな…寝たふりしよ…
俺はおそらく城望さんであろう人物に話しかけられたがめんどくさかったので寝たふりを決め込んだ
すると、小さいため息が聞こえてきて気配がすっと消える
…どっかいったのかな
俺はうっすらと目を開けると同時に何かひんやりしたものが掛けられた
「ぶっ……何……」
少し不機嫌な声を出しながらそう言う
「起きてるじゃん」
向こうも少し機嫌が悪そうな声でそう言う
「顔少し赤い。それ使ってて」
それだけ言うと、彼女はさっさと歩き出してしまった
も〜なに…
そう思いながらめんどくさそうに掛けられたものを見る
そこには、彼女が暑さでうなされている時に使っていたひんやりアイテムだった
保冷剤をタオルで巻いた簡単なものだが、かなりひんやりしている
なんだかんだ言って、お人好しだよね…
俺はそう思いながら、借りたひんやりアイテムを首に当てながらそう思う。
体育祭の予行の日も、俺は寝たフリをしていた。
知り合った最初の頃みたいに無視すればよかったのに、わざわざ起こしたのだ。
そのあとの悲鳴はおかしすぎて少し笑いそうになったけど
首の次に目元にタオルを当てて落ち着かせる。
もう考えるのもめんどくさ…
俺は思考を放棄して、頭を真っ白にする。すると、頬に冷たいものが当たる
「はい」
ちらっと見ると、スポドリを持ってこちらを見ている城望さんがいた
小鳥遊さんも買ってもらっていたのか、ありがとうと言っていた
「ちょっと、取って」
俺ははスポドリを受け取らずにぼうっとしていると、急かすようにそう言う彼女
「…うん」
…お人好しというか、優しいよね普通に
そう思いながら俺は彼女の持つスポドリを受け取る
スポドリを受け取ってすぐ飲み始める
自分が思うより喉が渇いていたのか結構な勢いで飲んでしまった
その間、城望さんをちらっと見たけど、いつも通りの表情で小鳥遊さんに対してうちわで扇いでいた
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咲夜（さくや）(プロフ) - 続き楽しみにしています。 (8月29日 20時) (
レス) id: f2b60f62ba (このIDを非表示/違反報告)
すず。(プロフ) - ピッピさん» きゃ〜！ありがとうございます〜！頑張ります！！ (5月20日 10時) (レス) id: f49f4342a5 (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ - やばい...この作品メチャクチャ好きだ..._:(´ཀ`」 ∠):更新頑張ってください！ (5月19日 22時) (レス) @page10 id: 71d22da1c4 (このIDを非表示/違反報告)
すず。(プロフ) - アルです！\(●°ω°●)/さん» ほわ〜！ありがたきお言葉！！励みになります！ (2023年4月13日 7時) (レス) @page24 id: 7bdbac9abd (このIDを非表示/違反報告)
アルです！\(●°ω°●)/(プロフ) - この小説好きです!!いつかチムホワも出て欲しいです!!応援しています (2023年4月12日 7時) (レス) id: f6a6e363df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すず。 | 作成日時：2023年4月6日 4時
