検索窓
今日:44 hit、昨日:4 hit、合計:68,226 hit

39.体育祭2 ページ40

.


ひんやりマフラーのおかげでだいぶ楽になった。

顔の赤みも引き、これなら競技に出られそうという所まで回復した。

「お、大丈夫そ〜?」

暑さで弱っていた私を看てくれていた。
あやと今は委員会の仕事でいないが、ともり二人に感謝だ。

あとひんやりマフラーを貸してくれた御影にも。

「うん、これありがと」
「あ、全然いいよ」

私は借りていたあやの小型扇風機を返す。

彼女はそれを受け取り、バッグの中に入れる。

私の体質は汗がでにくく、熱がこもりやすい。
そのため暑さに弱く、体調をすぐ崩す。

「1年の頃は軽く体調崩して寝てたもんね〜」
あの時よりは強くなった?と笑って言うあや。

「変わってないと思う。私一生サウナ入れない」
私はそう言うとあやも確かに、と笑って同意する。

「お、大丈夫そーか?」

すると後ろから御影が話しかけてくる。

「うん平気。あとこれ、ありがと」
私は持っていたひんやりマフラーを御影に返す。
だが御影は一向に受け取ろうとしない。

_なぜ受け取らないんだ…?こいつ…

「体育祭終わるまで持ってていい。また暑さにやられるかもだろ?」

…確かに自分の出る競技が終わる度にあの状態にならないとは言いきれない。

それに体育祭というものは「集まれ」と言ってから始まるまでが長い。

その間にやられるかも。いや、この日差しでは間違いなくやられる。

「……お言葉に甘えて」

そう言って私はひんやりマフラーを渡すために伸ばしていた手を引っ込めた。

「…そういえば今なんの競技やってるの?」

私は暑さにやられていたため、体育祭の内容を全く見ていなかった。
だから現在なんの競技をやっているのかわからない。

無論、プログラムの内容も知らない。

「いまは…障害物競走かな」

あやはプログラムを見てそういう。
私も彼女の持っているプログラムを見て、もう半分くらいなのかと思っていた。

40.体育祭2.5→←38.体育祭1



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (64 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
167人がお気に入り
設定タグ:ブルーロック , 凪誠士郎 , 御影玲王   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

咲夜(さくや)(プロフ) - 続き楽しみにしています。 (8月29日 20時) (レス) id: f2b60f62ba (このIDを非表示/違反報告)
すず。(プロフ) - ピッピさん» きゃ〜!ありがとうございます〜!頑張ります!! (5月20日 10時) (レス) id: f49f4342a5 (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ - やばい...この作品メチャクチャ好きだ..._:(´ཀ`」 ∠):更新頑張ってください! (5月19日 22時) (レス) @page10 id: 71d22da1c4 (このIDを非表示/違反報告)
すず。(プロフ) - アルです!\(●°ω°●)/さん» ほわ〜!ありがたきお言葉!!励みになります! (2023年4月13日 7時) (レス) @page24 id: 7bdbac9abd (このIDを非表示/違反報告)
アルです!\(●°ω°●)/(プロフ) - この小説好きです!!いつかチムホワも出て欲しいです!!応援しています (2023年4月12日 7時) (レス) id: f6a6e363df (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:すず。 | 作成日時:2023年4月6日 4時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。