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29.身長 ページ30

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私は委員長に頼まれたことをやるため
席に戻り、隣を見る。

寝る子は育つというが、こいつは育ちすぎではないか?
顔は童顔のくせに。

前に身長を聞いた時、190ほどあると言っていた。
190あるような顔には見えない。


(でかいよな、普通に)


私も寝れば、デカくなるだろうか。

私は凪を見ながら、自分の頭にポンと手を置く。

「…また変なことしてる」

こいつはまた変なタイミングで起きるな。
最初から起きてたんじゃないか?というほどに。

「そう」

「なんで見てたの…」
凪は面倒くさそうに目をさする。

「いや、私も寝れば身長でかくなるかって」

「…無理でしょ」

私がかすかな希望を口にすると、凪は一刀両断する。

身長はさほど気にしていないのでダメージはないが、こいつ絶対デリカシーないだろ。

「…」

こんなやつに体育祭の希望聞く必要あるか?と私は少し思っていた。

『もう残ってるの、借り物競争しかないけど残りの人これでいい?』

タイミングをはかったかのように委員長がそう言う。

種目決めは早いもの順だ。
残りの種目が埋まってしまったのだろう。

私はその委員長の声でふと、ホワイトボードをみる。
(いや借り物競争、人気無)

借り物競争の欄にはともりの名前しか書かれていなかった。
なんでそんなに人気ないんだ…。

私は去年、自分の種目以外はまともに見ていなかったので内容は知らないが
人気のなさを見ると何となくわかる。

(ろくでもない内容のお題があるんだろ…)

「え〜、めんどくさ」

まだひとつの種目も選んでいない凪は選択の余地なく、借り物競争に名前を書かれていた。

「城望さん、交換しよ〜」

「絶対嫌」

私は凪の提案にそう即答した
_______

夜にもう1話あげようと思います!

30.体育祭前日1→←28.種目決め



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設定タグ:ブルーロック , 凪誠士郎 , 御影玲王   
作品ジャンル:恋愛
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咲夜(さくや)(プロフ) - 続き楽しみにしています。 (8月29日 20時) (レス) id: f2b60f62ba (このIDを非表示/違反報告)
すず。(プロフ) - ピッピさん» きゃ〜!ありがとうございます〜!頑張ります!! (5月20日 10時) (レス) id: f49f4342a5 (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ - やばい...この作品メチャクチャ好きだ..._:(´ཀ`」 ∠):更新頑張ってください! (5月19日 22時) (レス) @page10 id: 71d22da1c4 (このIDを非表示/違反報告)
すず。(プロフ) - アルです!\(●°ω°●)/さん» ほわ〜!ありがたきお言葉!!励みになります! (2023年4月13日 7時) (レス) @page24 id: 7bdbac9abd (このIDを非表示/違反報告)
アルです!\(●°ω°●)/(プロフ) - この小説好きです!!いつかチムホワも出て欲しいです!!応援しています (2023年4月12日 7時) (レス) id: f6a6e363df (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すず。 | 作成日時:2023年4月6日 4時

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