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23.勘違い ページ24

「キャプテン!!どうなったんすか!?」
「どうしたんですか!なんて返事を!?」

ああ、忘れていた。
私は御影に謝らねば、という思考でいっぱいでロクに
この部員の受け答えをしていなかった。

彼らは勘違いしたままだろう。

「は?いや、普通に俺も悪いって…。」
「そうかそうか!どんまい!誰か知らんけど女子さん!」

頭を抱えたくなるほどの花畑な脳内だな。てか肩を組むな。

「私、告白してませんけど」

私は心底うざったそうな顔をしながら、組まれた手を振り払う。
調子に乗っているのか、その部員は「またまたぁ〜」と言う。

その姿を見てさらに顔を顰める。

「俺告白なんてされてねーぞ?誰と勘違いしてんだ」
御影がそういい、やっと違うことに気づいた部員。

_誰と勘違いしてるって…そんな日常的に告白されてるのかこいつ

「うちの部員がわりぃな。」
「別に気にしてない」

肩を組まれたこと以外は。
私はまだ感覚が残っている肩の感触を手でパッパと静かに払っている。

「ミーティングとかあるから見送りしかできねぇけど、大丈夫か?」

「大丈夫」

元を辿れば私が悪いしな。

空を見るともう日が傾いていて
もうそろそろ真っ暗になる時間帯だった。

「じゃあ、気をつけてな」

御影は手を振る。
私は会釈をして、きた道を戻る。




「ちょ、待て待て、校門こっち」

御影は私が校門とは反対の方向に行こうとしたので止める。

「え、でもあっちから来た」

「そりゃお前…入る時の左と出る時の左って違うからな?」

こいつは何を言っているんだろう、ときょとんとしながら御影の顔を見る。

御影はため息を吐くと、
「少し待ってろ」と言い部室に入って行った。



(…ミーティング待たなきゃいけないのか?)

_________________

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設定タグ:ブルーロック , 凪誠士郎 , 御影玲王   
作品ジャンル:恋愛
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咲夜(さくや)(プロフ) - 続き楽しみにしています。 (8月29日 20時) (レス) id: f2b60f62ba (このIDを非表示/違反報告)
すず。(プロフ) - ピッピさん» きゃ〜!ありがとうございます〜!頑張ります!! (5月20日 10時) (レス) id: f49f4342a5 (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ - やばい...この作品メチャクチャ好きだ..._:(´ཀ`」 ∠):更新頑張ってください! (5月19日 22時) (レス) @page10 id: 71d22da1c4 (このIDを非表示/違反報告)
すず。(プロフ) - アルです!\(●°ω°●)/さん» ほわ〜!ありがたきお言葉!!励みになります! (2023年4月13日 7時) (レス) @page24 id: 7bdbac9abd (このIDを非表示/違反報告)
アルです!\(●°ω°●)/(プロフ) - この小説好きです!!いつかチムホワも出て欲しいです!!応援しています (2023年4月12日 7時) (レス) id: f6a6e363df (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すず。 | 作成日時:2023年4月6日 4時

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