無関心な女子生徒は御曹司に絡まれる【ブルーロック】

10.昼食 ページ11

いいね＆お気に入り登録共にありがとうございます！



私の得意とする英語の授業が終わり、昼食の時間になる。

いつもは空き教室などであやとともりと一緒に弁当を食べる。

だが今日は、あやの要望で屋上で食べることになった。

梅雨に入りそうな時期の割に、今日は見事に晴天だ。

「お、二人とも待ってたよ！」

先にあやが来ていたようで、元気よく私とともりにいう。

三人全員揃ったところで、弁当やら購買のパンやらを広げて食べ始める。
二人は自分の弁当やら、購買で買ったパンで昼を済ましている。

私はというと…昨日の作り置きや、ご飯にかけるだけでできるものなど、簡単なものばかりだ。

一度ともりに栄養面について心配され、弁当を作っってもらったことがあるがとてもおいしかった。

そんな私たちはいつものように何気ない会話をしている。
「そーいえば玲王くんが抜き打ちテストでまた一位だったんだよ！ほんとすごいよね〜」

「ふふ、本当だよね。」

「へぇ」

私は右から左に流すようにあやの話を聞いていた。
名前なんて言われてもわからないからだ。

…いや凪から聞いたことはあるが、誰だかはわからない。

「玲王くん、去年の学年末も一位じゃなかったっけ？」
ともりもあやの話から派生した話題を広げる。

「…ともりが男子の名前下で呼ぶなんて珍しいね。」

私は会話の内容ではなく、ともりのそこに引っかかった。

「珍しく話に乗ってきたと思ったらそっちかい！」

笑顔でツッコミを入れるあやをよそに
ともりの返事を待っていた。

11.御影玲王→←9.なんで？

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す