煉獄先生振り向いて

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、





何故………だろう。



ここ一週間ほどAに告白されていない。


それは普通に考えて、これが普通なのだか、。
前までは毎日毎日、想いを伝えてくれた。

俺が何度も断っても、


伝えてくれた。




そうやって、何事にも諦めずにぶつかってゆく……


前世でもそうだったな…A。



好きだ。



大好きだよ。



この世の誰よりも、大好きだ。





こういう事を思ってはいけない。
Aとのらいんが許されて浮かれるな。





そう思っていたのに……






彼女の全てを求めてしまう。


この欲はいつから芽生えたのだろう…

いや、前からだ、昔からだ、前世からだ。






俺は君との約束を守れなかった。

俺のせいで、もっともっと永く生きられたものを





俺が殺したんだ、君を。




俺がいなければ、君は、他の男を愛していた。




俺がいなければ、君は、永く生きて、幸せで、子供も産んだ。




そして、幸せな気持ちでこの世を去る。





俺がいなければ……









_________





『杏寿郎さん！そんなこと言わないでください！』

「だが……」

『んもう！鬼殺隊はいつ命を落とすかわからないって自分で言っていたじゃないですか！杏寿郎さんに告白した人が亡くなってしまったとしても！振られたことがショックで集中できなくて、鬼に殺されてしまったとしても、杏寿郎さんには関係ありません！責任はないです！だってその人、振った時なんて言っていましたか？？！！』


「Aと幸せに………」

『杏寿郎さんは恨まれてなんかないです！ほら！杏寿郎さんはそれに答えるために幸せに生きないとです！さあ！胸を張って！悔いのないように生きましょう！！！』








君はその時、俺より遥かに細い腕で俺を包んでくれた。

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