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私は馬鹿だった。
何故使っていない箸であーんしたのか。
使っていない"私”の箸であーんしたので、自分のを食べる時…
関節キスに、なってしまう。
このさつまいもごはんも…
煉獄先生の箸でよそってくれた。
使っている、箸で。
手で食べる?
だがそれは煉獄先生に変人と思われるし、失礼だ。
「どうした炎畑、食べないのか?」
『……!食べます!眺めていました!』
私にはこの箸で食べるという選択肢以外は無い。
大丈夫か?
行けるか?私……
口に入れた途端、鼻血が吹き出してしまわないだろうな。
煉獄先生はこういうことは気にしないのか、天然なのか、わざとなのか。
さつまいもごはんを口の中へ入れた。
入れた途端、先程の恥ずかしさは消えていた。
さつまいもの甘い香りがふわっと口の中いっぱいに広がる。
そして、日本人の食の鏡と言っても過言ではないお米、…………
あー、最高。
「そうか!うまいか!そうだろう!なんせこれは、母が作ってくれた。」
母って、あの瑠火さん……?
箸は止まることを知らないかのように動き、私の口へそれを運んだ。
あっという間にさつまいもごはんを平らげてしまった。
でも、私がさつまいもごはんを平らげてしまった頃には煉獄先生は、とっくのとうにお弁当全てを平らげてしまっていた。
『さつまいもごはん、美味しかったです!!』
「それはそうだろう!」
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私は急いでお弁当を食べる。
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「では、本題に移ろう。」
_____急に手紙を渡して呼び出したりして、すまなかった。
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『いえ、先生と一緒にいられるのは嬉しいですから。』
「家に呼んだりして、教師として不甲斐なし。」
『私は……………煉獄先生の、いえ、行きたいです。』
また煉獄さんの家へ行けるなんて、今世では一度も思ってもみなかった。
『先生は、どっちがいいですか?』
「よもやよもやだ、君は当たり前な質問をしてくるな、」
先生は辺りをキョロキョロして私の耳に自分の唇を近ずけた。
「俺が誘ったんだから来て欲しいに決まっている。」
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羽っこ。(プロフ) - むいむいさん» 途中送信全然大丈夫ですよ!むしろ嬉しいです!泣いてしまわれたんですか、お出かけ前なのにすみません、でも私の趣味の小説で感動してくれる方がいて、とても嬉しいです、信じられないです。ありがとうございます(;o;)学生で更新不定期ですが、がんばります! (2021年6月20日 10時) (レス) id: 14df97ccd2 (このIDを非表示/違反報告)
むいむい(プロフ) - 途中送信、スミマセン!45ページの電車のシーンから涙がポロポロ止まらなくて(T_T)残す方も遺される方も本当に辛いですよね( TДT)今から出掛けるのに涙が止まらなくて、、、。これからも小説、期待してますね! (2021年6月20日 9時) (レス) id: bf677e4fec (このIDを非表示/違反報告)
むいむい(プロフ) - はじめまして!最初は (2021年6月20日 8時) (レス) id: bf677e4fec (このIDを非表示/違反報告)
むいむい(プロフ) - はじめまして! (2021年6月20日 8時) (レス) id: bf677e4fec (このIDを非表示/違反報告)
羽っこ。(プロフ) - ののさん» コメントありがとうございます!共感してくれる方がいらしてとても嬉しいです!そういう物は恋愛において多い(作者の実体験)かな?と思い、書かせていただきました!のの様、素敵なコメントありがとうございました(><) (2021年5月18日 6時) (レス) id: 14df97ccd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:羽っこ。 | 作成日時:2021年5月5日 9時