煉獄先生振り向いて

19・ ページ20

、






「おはよおー 煉獄うー、どうした、浮かない顔をして…」


先程はおかしかった。



何故……何故……



俺は手紙なんか渡したんだ。馬鹿。





「宇髄、………炎畑に……手紙、渡した」


「はぁ？マジでw？俺が言った奴本当に試したのか！あと冨岡みたいな喋り方になるな！w」


そう、宇髄に教えてもらった。









**


「宇髄！Aにこの前の礼をしたいんだが、何をしたら良いだろう！」

「んぁ？そんなの自分で考えろ、こういうのは人から教えてもらうもんじゃねえの！」


「そうか…」


宇髄はむず痒い顔をした後、こう答えた。

「んんー……わかった、わかったからそんな顔するな…！Aから手紙を貰ったんだよな？なら手紙で返せ、内容とかその後のことはは自分で考えろよ？」



**





宇髄は優しい、俺が諦めてもちゃんと教えてくれる。









、









宇髄に教えてもらった"手紙"で礼をする。





好きな人から手紙を貰えるなんて、大抵の女は喜ぶ。



そう教えてもらった。

俺がそんな風に思われているかは分からないが、




真正面から渡すと他の人に見られかねないので、ハンカチの中に入れた。







その手紙にはこう記してしまった。

今週の土曜空いているか、俺の家へ来るといい、と。





俺たちの関係は教師と生徒！！
自分でそう言っていたじゃないか……！


言っている事とやっている事…………矛盾しているのが人間。








「そう自分のやった事に気を落とすな、自信を持て、いつもの煉獄のように」


「…………宇髄…、君はいつも俺に応援してくれるな」

「んー？だって、前世からお前らの事は応援してるぜー？自信を持て煉獄う、炎畑はこんなんで振る女じゃねえむしろ喜んでるぞ。」









、









___________部活の事は大丈夫だから、お前はいい応えだけ待っとけばいいの！




そういって、俺の背中をたたいた。









、









ああ、今日は君のクラスの授業がなくて憂鬱だったはずなのに、









、









緊張してきたな。

20→←18

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す