煉獄先生振り向いて

18 ページ19

、









_______炎畑へ

この前は本当にありがとう。

昼休みずっと居てくれたようだな。思い返せば、4時限目に君はいち早く俺の変化に気づき、心配してくれた、想い人の事はなんでもわかるのだろうか、俺には何一つ分からない。想い人のことも、自分のことも。

突然なのだが、この前の礼がしたい。今週の土曜、空いているだろうか。
俺の家へ来るといい。今日の昼休み、社会科準備室で待っている。









煉獄より







_________









えぇ、？！









今週の土曜、空いているか？？？






って、！！


想い人のこともわからないって…………！






『……し、しのぶちゃん、これ読んでみてください。』

「あら、いいんですか！では、」




私としのぶちゃんはハンカチと手紙を代わる代わる渡した。









**






『どう思います？』

「え？意味深だなあと、煉獄さんだなあと、私は思いました。」






しのぶちゃんは手紙を渡すと笑顔で頑張って下さいね！と言って去っていった。

委員会の仕事があるらしい。









、









はあ、







今日は煉獄先生の授業がなくて憂鬱だったはずなのに……………









、









朝からこんなにドキドキさせてくるなんて………………









やっぱり、









、









好きだなあ。








大好きだなあ。









、







こんなに”初恋”の人を愛せているなんて…………









私って本当に幸せ者です。









どうか、




どうか、









私の好きな人に有り続けて、永遠に。









やっぱり大好きです、杏寿郎さん。









……………静かな教室に入った。





私はスケッチブックを拡げ、想い人を描き始めた。







ひとりって悲しい。





だけど、ひとりって好き。









、









部活、サボってしまおうか。









、






**************

〈新設定〉

Aちゃんは美術部！それもあって宇髄先生と仲がいい！

煉獄先生を描くため、入りました！

趣味で竹刀と木刀で素振りをしています！

19・→←17

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す