名探偵の婚約者【江戸川乱歩】

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「Aはどうして此処に？」


私がオレンジジュースを机の上に置くと、お嬢様がそう訊くので私は返答に戸惑った。お嬢様と私。主従関係に値するものだが私は組織のものではない雇われ給仕なのだ。

だから組織を辞めようと思えば辞めれたし、正直組織に追われる理由はないっちゃあない。だが、お嬢様のこれを訊かれる理由をあげるとするのなら…


「勝手に給仕を辞めてしまい申し訳ありません。私は旦那様の給仕でした故、旦那様がご病気で亡くなられて以降、契約は解除されましたので…」


そう。私は本来、旦那様…基 先代ポートマフィア首領の給仕だったのだ。お嬢様の給仕は昼間お嬢様の相手をするだけだったのだが、夜の間は旦那様のお相手をしていた。

私の主人は旦那様だったのだ。然し、旦那様は私に危害が及ばないように表ではお嬢様の給仕になれとご命令された。だから、お嬢様の給仕と名乗っていた…だが、



「…Aは、私のこと嫌い？」

「真逆。…ですがお嬢様。私は旦那様の給仕故…」



お嬢様の主の森さんが旦那様を殺害した。それは治から訊いた情報なのだ。その情報に狂いはないだろう。旦那様のお部屋の壁には血が舞っていたのだから。

怖くなった。私も殺害されるのかと恐れた。
だが本当は知っていた。旦那様の所為でポートマフィアが、ヨコハマが崩れかけていることを。だから森さんが殺害した。それも知っていた。


私は所詮、殺害 というものを理由にして逃げてしまっただけなのだ。私を必要としてくれる彼奴の元へ、逃げた。ただ、それだけなのだ。

それは＿＿＿組織への裏切りに見られたって可笑しくない。私は旦那様に忠誠を誓ったくせして、彼奴の元へと行ってしまったのだから。


まぁ行ったって云うより攫われたんだけどもね！


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スランプゆえ意味わからん話に突入してますね…。ご勘弁ください(土下座)

あ、この度私Twitter始めました。
どどん↓↓
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