07 ページ9
.
「どう云う事だ太宰ィッ!!!」
「ひ...ッ、」
「こらこら国木田君。Aが怖がっているじゃないか。」
ふふー。Aは可愛いねぇ。と云いながら治さんは私の髪を手で遊び始めている。
毛先を指に巻き付け、くるくるしたり、時折指に絡めた髪にちゅーしたり。
「治さん..っ、大衆の前では...」
「おや、私に逆らうのかい?」
「い、いえっ、そういうことでは..!」
恥ずかしいけれど治さんの云う事に逆らってはいけない。だからぎゅっと唇を噛み締めて下を向いていた。
「こーら。血が出たらどうするの」
「ご..ごめんなさっ...」
治さんは私の唇をなぞって、ほっぺたにちゅーをした。社内の空気が固まるのが私でもわかった。
...あゝ、不安だ__。
「.....だァァァざぁぁぁいいいいいいいい!!!!」
その後、治さんを怒っていた人が再び怒って治さんが怒られたのは云うまでもなく。
私は黒髪の事務員さんや赤眼鏡の事務員さん、白髪の人たちという多くの人にみられたのだった。
561人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月海(プロフ) - きみしにたもーさん» よくやることです… (2018年2月19日 21時) (レス) id: fd20a6a3d2 (このIDを非表示/違反報告)
きみしにたもー - もうもう(名前)のところ本名で読んで勝手に萌えてます((変態 (2017年11月14日 18時) (レス) id: 68b6b27599 (このIDを非表示/違反報告)
弔藍(プロフ) - きみしにたもーさん» あああああああ!!ありがとうございますっめっちゃくちゃ嬉しいです……!!! (2017年11月14日 16時) (レス) id: cac47d7322 (このIDを非表示/違反報告)
きみしにたもー - ふうううすてきな作品ですね(どきどきが止まりません! (2017年11月14日 9時) (レス) id: 68b6b27599 (このIDを非表示/違反報告)
海亜(プロフ) - はらぺこむしさん» こちらこそ有難うございます!! (2017年7月20日 22時) (レス) id: 420d780e22 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ