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 私、Aの腕には包帯が巻かれている。
ちゅうにびょーとか怪我もしていないのに、どうして包帯巻いてるの?とか、やみあぴとか云われるけどそんなんじゃない。



 曰く、(これ)は彼と私を繋ぐ...云わば、鎖のような存在。
だから、私の命令以外で絶対に外してはならない。
何があっても。




 彼のその言葉を私は守っているだけだ。
温泉に行っても、海に行っても、プールに行っても
彼の命令以外で外したことは一切ない。


 だから、大抵の人は私の腕の下を知らない。
それは彼にとって迚も喜ばしいことらしい。





「ふふ、なに考えてるの...A?」
「...治さんのこと?」




 私がそう答えれば治さんは目を見開き、その後、迚も嬉しそうな顔で私のほっぺたに手を添えた。


 優しい優しいこの手つきはまふぃあ...?にいた時と全く変わらない。
まふぃあがなにかはわからないけれど、善くないものだというのは聞いている。



 今は探偵社でお仕事をしているっていっていたけれど、どんなお仕事なのかは教えてくれない。



 ひろいひろい部屋の白いそふぁの上で、治さんは私のほっぺた手を添えながらおでこにちゅーをした。



 そして、いつもの言葉。
甘くて、迚も、迚も柔らかい表情で治さんは私の耳元で囁くんだ。





「可愛い可愛い私の、A。もう寝なさい」




 甘美な治さんの毒に囚われた私は大人しくその言葉に従うしか選択肢はなかったのだ。
彼の言葉に答えるように、そっと手にちゅーをした。

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月海(プロフ) - きみしにたもーさん» よくやることです… (2018年2月19日 21時) (レス) id: fd20a6a3d2 (このIDを非表示/違反報告)
きみしにたもー - もうもう(名前)のところ本名で読んで勝手に萌えてます((変態 (2017年11月14日 18時) (レス) id: 68b6b27599 (このIDを非表示/違反報告)
弔藍(プロフ) - きみしにたもーさん» あああああああ!!ありがとうございますっめっちゃくちゃ嬉しいです……!!! (2017年11月14日 16時) (レス) id: cac47d7322 (このIDを非表示/違反報告)
きみしにたもー - ふうううすてきな作品ですね(どきどきが止まりません! (2017年11月14日 9時) (レス) id: 68b6b27599 (このIDを非表示/違反報告)
海亜(プロフ) - はらぺこむしさん» こちらこそ有難うございます!! (2017年7月20日 22時) (レス) id: 420d780e22 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はる | 作者ホームページ:h  
作成日時:2017年1月18日 12時

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