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「だ、太宰さん…?あの……」
「何かな?敦君」



 愛用の万年筆を使って仕事をしている私に敦君が顔色を蒼くしながら話しかけてきた。
私が返事をすると小さな悲鳴をあげて国木田君の元へ駆けていく。


 心做しか社員たちの視線が私に集まっているようだ。仕事をしているからだろうか





「…太宰。アンタなんでそんなに不機嫌なんだい?」
「不機嫌……?」




 私が首を傾げると与謝野先生は驚きで吊り上げられた瞳を大きく見開き、 嘘だろう…? と言葉をもらした。

乱歩さんや国木田君も目を見開いて、驚いている。





「太宰、君…先刻から自分が人を殺めそうな顔をしている事に気づいているかい?」
「お前の殺気の所為で仕事に身が入らない者がいる。自重しろ」





 …私はそんなにも殺意を表に出していたのだろうか。というか、殺意出してたのか。私


 謝罪の意を込めて苦笑を捧げる。
すると、社内の扉が開きAとナオミちゃんが楽しげに会話を弾ませながら戻ってきた。





「わぁぁぁ…っ!?」
「Aっ…!!」




 そんなAが可愛くて、会えなかった欲求を満たしたくて、Aに抱きついた。
A、A、と小さく囁きながら彼女を抱き締める。

Aは小さく悲鳴をもらしながら、顔を赤くしている。
Aは耳が弱いからね、と内心笑いながらまた彼女に抱きついた。

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月海(プロフ) - きみしにたもーさん» よくやることです… (2018年2月19日 21時) (レス) id: fd20a6a3d2 (このIDを非表示/違反報告)
きみしにたもー - もうもう(名前)のところ本名で読んで勝手に萌えてます((変態 (2017年11月14日 18時) (レス) id: 68b6b27599 (このIDを非表示/違反報告)
弔藍(プロフ) - きみしにたもーさん» あああああああ!!ありがとうございますっめっちゃくちゃ嬉しいです……!!! (2017年11月14日 16時) (レス) id: cac47d7322 (このIDを非表示/違反報告)
きみしにたもー - ふうううすてきな作品ですね(どきどきが止まりません! (2017年11月14日 9時) (レス) id: 68b6b27599 (このIDを非表示/違反報告)
海亜(プロフ) - はらぺこむしさん» こちらこそ有難うございます!! (2017年7月20日 22時) (レス) id: 420d780e22 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はる | 作者ホームページ:h  
作成日時:2017年1月18日 12時

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