検索窓
今日:9 hit、昨日:3 hit、合計:29,989 hit

ページ4

無事(?)テストも終わり、外が薄暗くなってきた頃

「あ!しのー!久しぶりー!」

周りのバイクふかしてる不良集団の中から、私の存在に気づいてかけよってくる。

「うん、久しぶり。マイキー」

相変わらず、暴走族の総長とは思えないニコニコ笑顔をしている。…これで無敵なんだよな…

何故かマイキーに気に入られてしまい、懐かれた。しかもこの人、他人とのパーソナルスペースがバグってんのかなんなのかで、私へのスキンシップが多少ある。

だから、私の腰あたりにギュっと抱きついてきたマイキーをはらおうとは思わない。

最初はびっくりしたけど、もう慣れた。

「飽きないね、それ」
「んー?だって、しのあったかいんだもん」

今、夏だぞ…?と疑問に思いながらも「そっか〜」っと誤魔化す。すると、

「オイ、マイキー?"オレの"Aに何してんだ?」
と、いつものようにタカが登場。

マイキーに会うたんびにこのやりとりをしてる気がする…

「"まだ"三ツ谷のじゃねェだろ?いーじゃん、こうしてたって」
「ダメだ、離れろ」
「えー、ケチ〜」

ニヤニヤしながら私から離れ、元いた場所に戻ってく。

「Aもちょっと危機感もて。いくらマイキーでも何しだすか分かんねェぞ」
「ざーんねん。私はタカより"色んなこと"知ってるよ」

危機感なんかいらないってくらい十分に持ってる。東卍(マイキー)だから、許してるんだよ。



「…あれ?エマ…?」

タカの隣でボーっとしていると、視界にいるはずもない女の子。よく見れば、仲良しのエマだった。

静かに近づき、後ろから抱きつく。

「エ〜マ!」
「うわっ!?…な、なんだ、しのっちか〜…びっくりした〜もう!」

可愛くプリプリ怒っているが、それはいいとして…エマの見ていた方向に視線をうつす。

「あら〜…恋するエマちゃんはお相手を観察してたのね〜♡」

チラっと、エマのお相手であるドラケンを見やると「しのっち〜!」と、また怒っちゃった。

エマ…可愛いから怖くないよ…?

・→←・



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (36 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
73人がお気に入り
設定タグ:東京卍リベンジャーズ , 三ツ谷隆 , 恋愛、虐待あり   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:月霜澪亜 | 作成日時:2022年12月7日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。