お誕生日おめでとう ページ6
バーノンを振りほどいた車は
空を飛んだままロン達の家へと向かった
ロン｢そうだA･ハリー
誕生日おめでとう｣
A･ハリー「ありがとう」
A｢いっ！！｣
私は手首をさするとロンは私の手を取った
ロン｢A…これ！！｣
バーノンに掴まれていた方の手は赤く腫れ
膨れ上がっていた
ハリー｢怪我したの！？｣
A｢大丈夫だよ｣
ハリー｢君のママに治療を頼めないかな？｣
ロン｢もちろん
応急処置しか出来ないと思うけど
ホグワーツに着いたら
マダム･ポンフリーに見てもらうといいよ｣
フレッド｢痛そうだな｣
ロン｢そりゃ痛いよ
こんな細い腕を巨漢の男が引っ張ったんだぞ？｣
大袈裟だと言いたい所だが
洒落にならない程の鈍痛が身体を駆け巡り
我慢していた涙が溢れ出す
ジョージ｢大丈夫！
僕らのママは治療得意だからすぐ治るよ！｣
ジョージが運転しながら私の頭をポンポンと撫でた
A｢ありがとう｣
どのくらい走ったのか私は車の中で眠ってしまい
朝を迎えていた
車で眠った私をフレッドが抱きかかえ
家の中へとゆっくり入っていく
ジョージ｢静かに入れよ……｣
ジョージが小声でそういうと扉を開き
全員入ったのを確認すると扉をそっと閉めた
ジョージ｢これ食べちゃっても良いかな？｣
フレッド｢あぁバレないさ！｣
ジョージはテーブルの上に置いてある
クッキーを手に取り食べると怒鳴り声が聞こえた
モリー｢コラ！！！！
一体どこに行ってたの！！！！｣
A｢っ！！！！｣
怒鳴り声に目を覚ますと私は皆を見た
フレッド｢あっ…起きた｣
ジョージ｢おはよう！｣
A｢おは…よう…｣
私はフレッドに抱き抱えられている事に気づき
フレッドから離れると母親が駆け寄ってきた
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作者名：Runa | 作成日時：2023年7月4日 13時
