不死鳥 ページ49
A｢ジニー目が覚めたのね…｣
ハリー｢怪我はない？｣
ジニー｢A
ハリー…
私…私がやったの…
でも信じて
そんなつもりじゃ……
リドルがやらせたの…それで…
ハリー…！怪我してるわ…｣
A｢すぐに医務室に運ばないと…｣
ハリー｢A…｣
A｢今からすぐに行けば間に合うから！｣
ハリー｢A…！｣
A｢大丈夫だから掴まって｣
ハリー｢A！
心配ないよ
ジニーを連れてここから出るんだ
通路を進んでロンを探すんだ｣
A｢ハリーはどうするの…？｣
ハリー｢僕はもう動けそうに無い
Aならジニーを連れ出せる｣
A｢ハリーも一緒じゃなきゃやだよ！｣
ハリー｢Aずっと一緒に居るって言ったのに…
寂しい思いをさせてたよね
いつも危険な目に合わせて
守れなくてごめん｣
A｢そんなのどうだっていいよ！
お願いだから立ってよ！｣
ハリー｢A僕はいつも元気なAが好きだよ
天真爛漫で鈍感だけど皆に優しくて
人を助けたり人の為に怒ったり
そのままのAで居て欲しい
この先もずっと｣
A｢ハリー…お願い｣
ハリー｢A…僕は君が好きだ
兄妹としてじゃなくて1人の女の子として好きだよ｣
ハリーは私の頬に手を触れ優しく話した
A｢ハリー…｣
するとフォークスの鳴き声が
秘密の部屋に響き渡り私達の元へ飛んできた
ハリー｢素晴らしかったよフォークス
僕がもっと素早ければ…｣
フォークスはハリーの言葉を聞くと涙を傷に流した
傷はみるみるうちに癒えていきハリーの顔色が戻る
A｢っ！！！！｣
ハリー｢そうか不死鳥の涙は癒しの力があるんだ…
ありがとう
安心してジニー
終わったんだ
あれは記憶だったんだ｣
A｢毒は…？｣
ハリー｢フォークスが消してくれたみたい｣
その言葉を聞くと私はハリーに抱きついた
A｢良かった！！
ハリーまでいなくなっちゃうかと思った！｣
ハリー｢もう大丈夫
心配かけてごめんね｣
私は2人の前で泣きじゃくり
ハリーは泣き止むまで優しく背中をさすってくれた
それから私達はロン達と合流し
フォークスに引き上げられ秘密の部屋を出た
秘密の部屋を出ると
ダンブルドア校長や他の先生達が待っていた
ハリーとロンは校長室にロックハート先生と
ジニーは医務室へと運ばれ秘密の部屋は閉ざされた
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作者名：Runa | 作成日時：2023年7月4日 13時
