ポッター少女は恋をする≪秘密の部屋≫ (ページ46)

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ヴォルデモートページ46

リドル｢言ってなかったかな？
穢れた血を殺すことなど
もうどうでもいい

ここ数ヶ月僕の狙いは君達だった

これといって特別な魔力を持たない赤ん坊が
どうやって偉大なる魔法使いを破る事ができたんだ！」

リドルは私の身体を引き寄せ
服を下に下げ鎖骨を露にした

リドル｢なぜこの傷だけで逃れることができたんだ！
ヴォルデモートの力は打ち砕かれたのに！！｣

A｢なぜそこまでヴォルデモートを気にするの？
ヴォルデモートは貴方より後の人でしょ｣

リドル｢ヴォルデモートは
僕の過去であり現在であり未来なのだ｣

そういうとリドルは私を離し
ハリーの杖で宙に自分の名前を書いた

TOM MARVOLO RIDDLE
(トム･マールボロ･リドル)

リドルが名前を並べ変えると

I AM LORD VOLDEMORT
(私はヴォルデモート卿だ)

という文へと変わった

A｢っ！！！？？？｣

ハリー｢君が…スリザリンの継承者…？」

A｢貴方がヴォルデモート…！｣

リドル｢その通り
この僕が汚らわしいマグルの父親の名を
いつまでも使うと思うか！

NOだ

自分で新しい名前を付けた
僕が最も偉大なる魔法使いになった時
皆が口にする事をを恐れるであろう名前を！！｣

ハリー｢最も偉大な魔法使いは
アルバス･ダンブルドアだ！｣

リドル｢奴は僕の記憶に過ぎないものによって
追放された！｣

ハリー｢居なくなりはしない！！
彼を心から信じるものがいる限り！！｣

その時鳥の鳴き声が秘密の部屋に響き渡り
鳥は丸められた布をハリーの手元へ落とすと
どこかへ飛び去った

ハリー｢フォークス？｣

括り付けられた紐を解くと帽子に変わった

リドル｢ダンブルドアが
味方に送ったものはそんなものか
歌い鳥に古帽子じゃないか｣

リドルは鼻で笑うと顔の像の前に立ち
パーセルタングを唱えた

リドル｢シャスハンダタスセリセイン！｣
(バジリスクよ姿を表せ)

すると像の口はゆっくりと動き
バジリスクが姿を現した

リドル｢サラザール･スリザリンの継承者である
ヴォルデモート卿と
かの有名なハリー･ポッターとでお手合わせ願おうか｣

A｢ハリー逃げて！！｣

バジリスクは私の横を通り過ぎ
ハリーに向かって動き出した

リドル｢サーヘスヘス｣
(あいつを殺せ)

A｢シャーサーエス｣
(やめて)

リドル｢パーセルタングを唱えても無駄だぞ！
僕だけに従う！｣