秘密の部屋 ページ44
リドル｢ようこそ秘密の部屋へ｣
A｢ハリーはどこなの…｣
リドル｢もうすぐ来るさ｣
A｢どういう事…？
私に嘘をついたの！？｣
リドル｢嘘は現実のものとなる
ハリー･ポッターは現れる｣
A｢さっき…私が必要だって
どうして必要なの？｣
リドル｢君は私の妻になり子を産んでもらう為さ｣
A｢は…？｣
リドル｢君には僕の子を産んでもらう｣
A｢断ったら…？｣
リドル｢君は断らない
いずれ君の方から僕の子を産ませてくれと
懇願しに来るさ｣
A｢そんな事有り得ない｣
リドル｢さぁどうかな｣
A｢何が目的なの…｣
リドル｢僕は純血の者だけの世界を作りたいのさ｣
A｢また血の話………｣
リドル｢穢れた血は存在する価値など無い
だから僕が消してやるんだ｣
A｢存在する価値があるのかどうかは
貴方が決めることじゃない｣
リドル｢いいや僕が決める
僕はこの世で最も偉大な魔法使いだからね｣
A｢バカバカしい
いい？
私は貴方の妻になる気もないし
子供を産むつもりも無い！
分かったらそこをどいて｣
私はリドルを押しのけ出口へと歩を進めた
リドル｢僕は構わないよ
だがジニー･ウィーズリーは死ぬぞ｣
A｢っ！！！？？｣
振り返るとリドルはジニーを抱え
連れてくると地面へと寝かせた
A｢ジニー！！｣
ジニーに駆け寄り身体を揺するが目を覚ます気配は無い
A｢ジニーに何をしたの！？｣
リドルは答える事もせず私に近づいてくる
A｢来ないで！！｣
リドル｢僕らは契りをかわし夫婦となる
一緒に理想の世界を作ろうじゃないか｣
A｢さっきも言ったでしょ
貴方と夫婦になんて死んでもならない！｣
リドル｢…………どうやら到着したみたいだね｣
ハリー｢A…？ジニー！！｣
A｢ハリー！！
ジニーが…！！｣
ハリー｢ジニー！！
ねぇ死んじゃダメだ！！
目を覚まして！！｣
ハリーはジニーに駆け寄り杖を置くと声を掛けた
リドル｢目は冷めないよ｣
ハリー｢トム…？
トム･リドル！
目が覚めないってどういう事！？
まさか…｣
リドル｢生きてはいるよ
辛うじてだが｣
ハリー｢君はゴーストなの…？」
リドル｢記憶だよ
50年間日記の中にあった｣
A｢ジニー…
氷みたいに冷たい…｣
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作者名：Runa | 作成日時：2023年7月4日 13時
