信じる ページ36
フィルチの後を着いていくと
サーニコラスは首をほとんど折られた状態で浮遊し
床には先程の生徒が横たわっていた
A｢っ……！！｣
マクゴナガル｢なんてこと…！｣
ハリー｢先生僕はやってません！｣
マクゴナガル｢この件は私の手に負えません
ミス･ポッターは寮へお戻りなさい｣
A｢でもっ…｣
マクゴナガル｢心配なのは分かりますが
今はこれが最善なのです｣
A｢分かりました…｣
寮へ戻るとスリザリンの生徒が私をジロリと見る
A｢………………｣
監督生｢お前
秘密の部屋の継承者なのか？｣
背後から声が聞こえ振り返ると
スリザリンの監督生が声をかけた
A｢ち…違います｣
生徒｢嘘をつくな！｣
生徒2「パーセルマウスなんでしょ！」
A｢なに…？｣
マルフォイ｢蛇と話せるのか？｣
A｢話せる｣
そういうとスリザリン生はヒソヒソと話すと私を見た
マルフォイ｢来い｣
ジロジロと見てくる生徒達を押しのけ
マルフォイに手を引かれ私は天文台へと連れてこられた
A｢マルフォイ……私じゃない｣
マルフォイ｢………………｣
A｢信じて｣
マルフォイは俯いたまま何も語ろうとしない
A｢はぁ…………｣
私は事の重大さにに気づくと頭を抱えしゃがみ込んだ
マルフォイ｢僕は信じる
だが周りの奴らはそうはいかないぞ｣
A｢どうしろっていうのよ！
蛇と話せるだけだよ！｣
マルフォイ｢継承者じゃないなら堂々としてればいい｣
A｢無理だよ
視線が怖いの
明日からいじめられるかもしれない｣
マルフォイ｢その時は守ってやる
クラッブもゴイルも一緒にいる｣
A｢………………｣
マルフォイ｢なんだ不満か？｣
A｢そうじゃない…
ただ守られてばっかりだなって…」
マルフォイ｢皆好きでやってる事だ
Aが気にする必要はない｣
A｢…………………………｣
マルフォイ｢気にしてたらサンタから
プレゼント貰えなくなるぞ｣
A｢え…｣
マルフォイ｢もうすぐクリスマスだ
サンタは良い子だけにプレゼントを配るんだろ？｣
A｢私悪い子？｣
マルフォイ｢良い子だけど考えすぎだ
誰も迷惑なんて思っちゃいないし
守って後悔したなんて思ってない
守ってAが笑顔になればそれでいいんだ
去年ロングボトムを助けた時そう思わなかったか？｣
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作者名：Runa | 作成日時：2023年7月4日 13時
