世継ぎ ページ31
ハリー｢どうしてそんなものを着ているの…？｣
ドビー｢これですか…？
屋敷下僕の服従の印でございます
ご主人様が服をくださった時初めて自由になれるのです｣
すると廊下からガタンと物音がした
ハリー｢っ！！！！｣
ドビー｢良いですか？
ホグワーツで今恐ろしい事が起きようとしているのです
お2人はここにいてはいけません
A様は名前を呼んではいけないあの人の
世継ぎなのです！
名前を呼んではいけないあの人が
どうにかA様を攫おうとしているのでございます
そして歴史が再び繰り返されようとしているのです｣
ハリー｢世継ぎ！？
攫う！？
繰り返すって？
前にも起こったの？｣
そう聞くとドビーは手を口に当てる
ドビー｢あぁっ！！
言ってはいけなかった…！！｣
ドビーはキョロキョロと見回し
テーブルに置いてたビンを手に持つと
自分の頭をビンで殴り始めた
ドビー｢うぅっ！！
ドビーは悪い子！！｣
ハリー｢ドビー！
やめて！！
やめてドビー！！｣
僕はドビーの持っていたビンを取り上げ服を掴む
ハリー｢世継ぎって何なの！？
誰がAを攫うの？
前に起きたのはいつ？
今は誰がやってるの？
教えてよ！！｣
ドビー｢ドビーには申せません
ドビーはただお2人をお守りしたいだけです
必ずA様から目を離されぬよう
お気をつけてくださいませ！｣
ハリー｢お願いだよ
教えて！
誰なんだ！！？｣
ドビーは指をパチンと鳴らすと姿を消してしまった
ハリー｢あぁっ…！｣
廊下から医務室へ人が入ってくる気配がして
Aをベッドに寝かせ急いで布団に入り
寝たフリをすると声が聞こえてきた
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作者名：Runa | 作成日時：2023年7月4日 13時
