秘密の部屋について ページ25
あの事件があり
私は眠れず談話室で座り本を読んでいた
正確には本を開いたままぼーっとしていると
肩を叩かれた
A｢っ！！｣
振り返るとそこにはマルフォイが立っていた
A｢何してるの？｣
マルフォイ｢Aこそ何をしてるんだ？
何度も名前を呼んだのに
魂でも抜けてたのか？｣
A｢本当に？｣
マルフォイ｢眠れないのか？｣
A｢あの言葉が気になって……
秘密の部屋が開かれたって…
また何か良くない事が起きてる
去年みたいに｣
マルフォイ｢列のあの人は死んだんだろ？｣
A｢死んでない
方法が1つ消えただけ
私をまた狙いに来るってダンブルドア校長が｣
マルフォイ｢……………………｣
A｢もし秘密の部屋を開けたのが
列のあの人の手先だったら…
私は今度こそ…｣
マルフォイ｢Aは大丈夫だ｣
A｢どうして？｣
マルフォイ｢守ってくれる人がいるから｣
A｢いないよ
ハリーは別の寮だし
ダンブルドア校長はハリーの事ばっかりだから｣
マルフォイ｢少なくとも1人はいる｣
A｢誰？｣
私が尋ねるとマルフォイは微笑みポンポンと頭を撫でる
マルフォイ｢僕だ｣
A｢……ありがとう｣
ー次の日ー
マクゴナガル｢はい皆さん静かに
では今日は動物に変身の術をかけ
ゴブレットに変えます
こうです｣
マクゴナガル先生は鳥に杖を当てて呪文を唱えた
マクゴナガル｢ワン･トゥー･スリー
フェラベルト｣
呪文をかけられた鳥はゴブレットへと変身した
マクゴナガル｢ではやってもらいましょう
最初は誰から行きますか？
じゃあミスター･ウィーズリーやってみましょうか
呪文はワン･トゥー･スリー
フェラベルト｣
ロンは咳払いをすると
杖をスキャバーズに当て呪文を唱えた
ロン｢フェラベルト｣
ゴブレットには変わったがゴブレットには
ネズミの毛やシッポが生えていて
完璧とは言い難い姿へと変わった
マクゴナガル｢その杖は
取り替える必要があるようですね｣
マクゴナガル先生がそういうと
皆はロンのゴブレットに笑った
ハーマイオニー｢先生｣
マクゴナガル｢はいミス･グレンジャー｣
ハーマイオニー｢先生聞いても構いませんか？
秘密の部屋の事です」
A｢………………｣
マルフォイ｢……………｣
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作者名：Runa | 作成日時：2023年7月4日 13時
