ポッター少女は恋をする≪賢者の石１≫ (ページ43)

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クリスマスページ43

フーチ｢グリフィンドールの勝利！！｣

ハリーがスニッチを取ったことにより試合は終了し
グリフィンドールの勝利でクディッチは幕を下ろした

A｢やった～！！
ハリーすごい！！！！｣

マルフォイ｢そんな……｣

その日グリフィンドール寮では
お祭り騒ぎだったのは
聞かなくても分かった

ーそれから月日は流れクリスマス前夜ー

しんしんと降り続ける雪を眺め
私はクリスマスについて考える

去年のクリスマスにはサンタに扮した
バーノンに本物のサンタを連れてこいと
ダドリーが癇癪を起していた思い出がある

クリスマスとはどんな感じなのか

A｢クリスマスか…｣

マルフォイ｢帰らないのか？｣

A｢帰る家なんてないもの｣

雪を眺めながらそう告げると
マルフォイは黙った後すぐに口を開いた

マルフォイ｢今日フクロウ便が来たんだ
母上がケーキを焼きすぎて
余る事になりそうだとのことだ｣

A｢そうなんだ｣

マルフォイ｢ケーキが余らないように
誰か食べてくれたらいいんだが誰か知らないか？｣

A｢うーん
ロンとか呼んでみたらどう？

今年のクリスマスはホグワーツにいるって言ってたし
ハリーもクリスマスお祝いしたことないからきっと…｣

振り返り話を続けようとした時
マルフォイは私の手を取った

マルフォイ｢Aなら父上も拒みはしない

一緒に過ごさないか？｣

A｢でも…家族じゃないし……

家族と過ごしたら？｣

マルフォイ｢それは僕が決める事だ
準備を終わらせたら門の前まで来い｣

そういうとマルフォイは私の話を聞かず
キャリーバックを引き行ってしまった