ポッター少女は恋をする≪賢者の石１≫ (ページ31)

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スネイプ先生ページ31

2限目はスネイプ先生の魔法薬学

授業の前に鍋や諸々準備を済ませ
スネイプ先生を待っていると
物凄い勢いでドアが開き
スネイプ先生が入ってきた

スネイプ｢この授業では杖を振ったり
馬鹿げた呪文を唱えたりはしない

いいかな？
魔法薬調合の微妙な化学と芸術的な技を
諸君が理解出来るとは期待していない

だが1部の素質のある選ばれた者には伝授してやろう

人の心を操り感覚を惑わせる技を
名声を瓶の中に詰め栄光を醸造し死にすら蓋をする

そういう技を｣

マルフォイ｢……………｣

スネイプ｢ところで…
諸君の中には自信過剰の者がいるようだ

既にホグワーツに来る前に力を持っているから
授業など聞かなくてもいいという訳か｣

スネイプ先生の視線の先を見ると
ハリーがノートに何やら書き留めている所を
ハーマイオニーが止め話を聞くように促す

A｢………………｣

スネイプ｢ミスター･ポッター
その名も高きミスター･ポッター

アスフォデルの球根の粉末に
ニガヨモギを加えると何になる？｣

ハリーは首を横に振るが
ハーマイオニーは手を挙げる

スネイプ｢ミス･ポッター｣

A｢えっ…私ですか！？｣

スネイプ｢分からぬか？｣

A｢………………

生ける屍の水薬という眠り薬になります｣

スネイプ｢それではベゾワール石を見つけるには
どこを探せばいい？｣

ハーマイオニーはまた手を挙げる

ハリー｢分かりません｣

スネイプ｢ミス･ポッター｣

A｢どうして私なんですか｣

スネイプ｢答えが知りたいのだ｣

A｢山羊の胃です｣

ハリー｢っ……………｣

スネイプ｢ではモンクスフードと
ウルフスベーンの違いは？｣

ハーマイオニーは必死に手を挙げるが
ハーマイオニーが当てられることは無い

ハリー｢分かりません｣

スネイプ｢ミス･ポッター｣

A｢………………同じです｣

スネイプ｢まったく情けない
名前ばかり有名でも仕方ないな
そうは思わんかミスター･ポッター

同じ日に産まれ同じ日に
ホグワーツへ来たというのにこうも差がある｣

A｢入学してまだ1月も経ってません
私が回答出来たのはたまたまです
イジメの様な事はやめて下さい｣

スネイプ｢どんな気持ちだミスター･ポッター｣

ハリー｢……………｣

スネイプ｢まぁよい
授業を始める｣

A｢…………………｣