ポッター少女は恋をする≪賢者の石１≫ (ページ29)

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別の道ページ29

しばらくすると
グラスをスプーンで叩く音が響きわたった

マクゴナガル｢皆さんお静かに｣

マクゴナガル先生の一言で周りの声は静まり返り
ダンブルドアが席を立つ

ダンブルドア｢では宴を始めよう｣

ダンブルドアがそういうと
目の前の食器からご馳走様が出てきた

いつもの私ならご馳走様に飛びついただろう

A｢…………………｣

マルフォイ｢食べないのか？｣

A｢食欲がない｣

マルフォイ｢お前ポッターが居ないと
食事も取れないのか
寂しいんだろ｣

A｢なっ！！｣

マルフォイ｢図星か？
まだ赤ん坊か？｣

マルフォイの言葉が本当の事で凄く恥ずかしくなり
下を向き顔を赤らめたが
ハリーが居ないと食事も取れないと思って欲しく無い

そう思った私は平気なフリをして食事を取った

マルフォイ｢赤ん坊じゃ無かったんだな！｣

A｢話しかけないで
貴方みたいな人嫌い｣

マルフォイ｢大嫌いじゃないだけマシだな｣

マルフォイはそう微笑み食事を取った

A｢ねぇ1つ聞いてもいい？｣

マルフォイ｢なんだ｣

A｢クィレル先生の隣の先生｣

マルフォイが
クィレル先生の隣に座る先生に視線を向ける

マルフォイ｢あれはスネイプ先生だ｣

クラッブ｢スリザリンの寮監らしい｣

A｢あの人も授業するの？｣

マルフォイ｢先生なんだから当然だろ｣

ゴイル｢魔法薬を担当する先生なんだって｣

A｢そうなんだ｣

しばらくすると食事も取り終わり監督生と共に
寮へ帰るようにと指示があった

スリザリンの監督生の指示で廊下に出ると
ハリーとロンが同じく
グリフィンドールの監督生の指示で
廊下に待たされていた

ハリー｢A寮分かれちゃったね…｣

A｢そうだね……｣

私は俯きながら答えると肩に手を回され顔を上げる

A｢っ！！！！｣

マルフォイ｢僕が居るからポッターは心配しなくていい

そっちはそっちで仲良くやるといいさ｣

ハリー｢Aに触るな｣

マルフォイ｢嫌だと言ったら？
別の寮のお前に何が出来る？｣

ハリー｢っ………｣

A｢もう止めて
ハリーまた明日ね｣

それだけ告げると私はその場を後にした

ハリー｢おやすみ｣

その日は前日の疲れもあり
ベッドに入ってすぐに眠りについた

これからの事は明日また考えよう
そう感じ眠りに落ちた