ポッター少女は恋をする≪賢者の石１≫ (ページ26)

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スリザリンページ26

マクゴナガル｢A･ポッター｣

A｢っ………｣

不安と緊張が入り交じりながらも
前に出ていき椅子に座る

グリフィンドールのテーブルからは
ハーマイオニー・ハリー・ロンの心配そうな顔が見える

組み分け帽子｢落ち着いて｣

A｢え…？｣

組み分け｢大丈夫だ
リラックスして君の心を見せてくれ｣

組み分け帽子の声で少し落ち着きを取り戻し
深く深呼吸をする

A｢お願いします｣

組み分け帽子｢よろしい
では見るとしよう

不思議じゃ
2人は対となる存在か｣

A｢ど…どういうこと…｣

組み分け｢光と影じゃ
君の心にある光が眩しすぎるが故に
君が影となってしまっているのだ｣

A｢光って…｣

私はハリーに視線を向けると
ハリーは笑顔でこちらを見ていた

A｢ハリー……｣

組み分け帽子｢それらを踏まえた上での君の寮は……｣

A｢っ…………………｣

組み分け帽子｢スリザリン！！！！｣

A｢え……………………｣

組み分け帽子のその声に周りは一気に静まり
ヒソヒソと何かを話しているのが聞こえる

何かが変わったとするのならば

確実に言える

この組み分けの儀式が私の全てを狂わせた

ハリー｢A！｣

ハリーの声に振り返る事が出来ず
私はスリザリンのテーブルへと腰を降ろした

マルフォイが何か話しかけていたが
耳を傾ける事は出来ず組み分け儀式中

私の心は胸の奥底でモヤに包まれていた