ポッター少女は恋をする≪賢者の石１≫ (ページ3)

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誕生日ページ3

ーハリーsideー

狭い物置小屋
思春期の男女が1つのベッドで眠っている

Aは気にせず眠っているが
僕も気にせず眠るなんて事は出来なかった

規則正しい寝息に
髪からふんわりと漂うAの匂い

いつもペチュニアおばさんが
起こしに来る前に目が覚めては
この幸せな時間をひっそりと楽しんでいる

そして今日も幸せな時間をぶち壊しに
おばさんがやってきた

僕も今目が覚めたフリをして
Aの文句を聞いていると
ダドリーが上から降りて来た

今日はダドリーの誕生日なので
テンションが高いのだろう

呆れながらドアを開けると
ダドリーは僕を物置に突き飛ばす

Aにぶつかると思い
避けながら受け身を取ると
目の前には整った綺麗な顔

A｢いたたた
ハリー大丈夫？｣

白い肌に長いまつげ
こんな至近距離で見た事は無く
初めての感覚に思わずドキッとすると
同時に体温が上がるのを感じる

ハリー｢僕は大丈夫！｣

素早く返事をして僕はAから離れると
部屋を出ていった

ーハリーside終ー

ペチュニア｢可愛いダドリーちゃん
あなたのお誕生日よ♪｣

廊下にまで
上機嫌なペチュニアおばさんの声が響き渡り
嫌悪感を抱きながらドアを開ける

？？？｢おめでとうダドリー｣

A｢バーノンおじさん
ペチュニアおばさんおはようございます
ダドリーお誕生日おめでとう｣

ダドリー｢あ…ありがとう///｣

ペチュニア｢早く朝ごはんの支度をしなさい
焦がしたら容赦しないよ｣

ハリー｢はいおばさん｣

ハリーはそういうと
フライパンに焼いた状態で置いてあるベーコンを
お皿へと移す

ペチュニア｢今日は何から何まで完璧にしなくちゃ！

可愛いダドリー坊やの特別な日だもの！｣

ペチュニアおばさんはダドリーの目を覆い
プレゼントのある場所まで誘導する

バーノン｢おいコーヒーはまだか！｣

ハリー｢はいおじさん｣

A｢私が入れるよ｣

ハリーにそう告げるとコップにコーヒーを注ぎ
バーノンおじさんに手渡した

ペチュニア｢じゃーん！｣

ペチュニアおばさんはダドリーの目隠しを取ると
ダドリーにプレゼントの山を見せた

ペチュニア｢プレゼントよ！
素敵でしょ？｣

ダドリー｢全部でいくつあるの？｣

バーノン｢36個！
ちゃんと数えたよっ！｣

ダドリー｢36！？
去年なんか37個貰ったのに！！｣