ポッター少女は恋をする≪賢者の石１≫ (ページ1)

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プリベット通りページ1

〜プリベット通り〜

夜道を歩く男
彼は特殊な機械で街灯の灯りを吸収する

その足元には
アメリカンショートヘアが気丈に振る舞い座っていた

猫｢ニャー｣

男に話し掛けるように猫が鳴く

？？？｢やはりおいでになったか
マクゴナガル先生｣

男がそういうと猫は女性の姿へと変わった

マクゴナガル｢ダンブルドア先生
あの噂は本当なんでしょうか？｣

ダンブルドア｢残念ながら本当じゃ
いい噂も悪い噂もな｣

2人は話しながらとある一軒家に向い歩き出した

マクゴナガル｢双子の子供は？｣

ダンブルドア｢ハグリッドが連れてくる｣

マクゴナガル｢大丈夫ですか？
ハグリッドにそんな大事な用を任せて…｣

ダンブルドア｢あぁ
ワシはハグリッドを心底信用しとる｣

ダンブルドアがそう告げる
と空からエンジン音を響かせ
バイクがこちらへと降りてきた

ハグリッド｢ダンブルドア先生
マクゴナガル先生｣

バイクには見合わない程の大男が
バイクから降りるとハグリッドは2人に駆け寄った

ダンブルドア｢ハグリッド問題はなかろうの？｣

ハグリッド｢ありませんです
空を飛んでるうちにスヤスヤ眠っちまいました

起こさねぇように｣

そういうとハグリッドは
男の子をダンブルドアに
女の子をマクゴナガルに渡した

マクゴナガル｢アルバス
あの一家に預けるつもりですか？

一日中見てましたがここの住人ときたら
マグルの中でも最低の連中です！

本当ですよ？！｣

ダンブルドア｢他に親戚がいないのじゃ｣

マクゴナガル｢この子達は魔法界で
その名を知らぬ者が居ないほど有名になりますよ｣

ダンブルドア｢その通り
だから他所で静かに暮らす方がいいのじゃ
時が来るまではな｣

ダンブルドアとマクゴナガルは
お互い胸に抱いている赤子に視線を移すと
ゆっくり玄関先に寝かせた

ハグリッド｢グスッ…｣

後ろで涙ぐむハグリッドの声が聞こえてきた

ダンブルドア｢これこれハグリッド
最後の別れという訳では無い｣

ダンブルドアは赤子に視線を移すと
手紙を体の上にそっと置いた

ダンブルドア｢幸運を祈る

A･ポッター
ハリー･ポッター｣